【国内ファッション業界】リデア社の民事再生申請 スポンサー2社協力に期待

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夕陽を仰ぐ男性の画像FASHION
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ニュースリリースで受けた衝撃

お読みいただいている方々にとって、今は「不景気」と感じる方が多いのではないでしょうか。

新聞やニュースサイト等で知る国内外の各経済指標の発表や、新型コロナウィルスの影響で「売上が下がっている」、「いつまで耐えなければいけないのか」等、経営者や従業員の方のインタビュー等、毎日色々なメディアから入ってくる情報からも、現在は、一部の方を除き、景気があまり良い方向を向いているとはいえない状況です。

そのような状況下ですと、ある種「不景気に慣れ」てしまい、例えば有名な会社が倒産した等の一報を聞いても、「またか」と麻痺に近い状態で、聞き流してしまうこともあるかもしれません。

ですが、皆様にとってもそうであるように、やはり筆者にとっても、10/30のレナウン破産手続きの一報に続き、11/17にリリースされたリデア株式会社民事再生手続きの申請との情報には、いちファッション好きとして驚くほかありませんでした。

http://www.tdb-news.com/bankrupt_detail.html?ID=69872
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セレクトショップ・ブランドたちの今後の展開

リデア社といえば、セレクトショップ「STRASBURGO(ストラスブルゴ)」や、ブランドショップ「Kiton(キートン)」等の運営で有名な会社ですよね。

今後については、裁判所と監督委員の監督のもと、事業継続の前提にて再建を目指し、各ショップについても通常通り営業を続けるとのことです。またリデア社のリリースによれば、民事再生手続き申請に先立ち、㈱W&Dインベストメント八木通商㈱の2社との間で、スポンサー契約が締結されています。

スポンサー契約は当然非公開ですので、どのようなアライアンスとなるのか、またどのようなトリガー(停止条件)等があるかは不明です。ですが、㈱W&DインベストメントといえばDBJ(日本政策投資銀行)と㈱ワールドの関連会社で共同設立したファンド運用会社ですし、八木通商㈱といえばモンクレールやバブアー、マッキントッシュ等の有力ブランド販売と、それらを擁するMBAの資格をお持ちのやり手社長、八木雄三氏が有名です。

これから両社の設立する新設法人へ、リデア社の各事業が随時事業譲渡されるに伴い、各セレクトショップ・ブランドのマーケティング戦略等にも一定の変化が見られると思いますが、どちらの会社も短期的にキャピタルゲインを狙うというよりは、長期的視点に立つ戦略をお持ちの会社であると外部からは拝察できます。

ユーザー・消費者の一員としては、とにかく「良いものを選びたい・着たい」の一念です。

道のりは平坦ではないかと思いますが、リデア社の今後の再建を心より応援するととともに、スポンサー2社(また両社で新設する会社)の協力のもと、より成長する各ショップ・ブランドたちの動向を見守りたいと思います。

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