先日EAから発売された据え置きゲーム機向けの新作「スターウォーズ・バトルフロント」。
あのスターウォーズの世界観を美麗なグラフィックで楽しめ、ジェダイの騎士やダースベイダーも扱えるとあって、当サイトでも発売前からかなり期待を込めて紹介していたのですが、、、
駄作です。
事前の映像や情報だと、普段ゲームをしない方でも映画きっかけでゲームが好きになってしまいそうな印象だったのですが、勘違いでした。
オンライン環境がない人はやらない方がいい
本作品の目玉は同時に40人でプレイできるオンライン対戦。
筆者の環境でもオンライン対戦は出来ますが、これが出来ない人はそもそも買ってもやれることがほとんどありません。
ミッションモードが搭載されているのですが、狭いフィールド内で敵が順番にわらわら現れ、倒してはまた出てくる、を繰り返すのみ。
当然ストーリー性もなければ、探索する面白さも全くありません。
広いマップを探索しながら先に進めていくヘイローやバトルフィールド、アンチャーテッドなどその他のアクションゲームとは異なり、「決まった場所で敵を倒すだけ」です。
これであればオンライン専用ソフトとして出すべきだと思いますし、実際最近ではそういったソフトも多いですが、売り上げを優先しましたね。
これでファンが喜ぶだろう的な気持ちが伝わります。
オンラインをやらないユーザーに向けた配慮があまりにも少ない。
例えば、ゲームを始めるとインストールが開始されるのですが、その間にチュートリアル的にダースベイダーを使ってプレイする事が出来ます。
これが10分近くあり、同じ空間で永遠と同じ敵が出続けるのを対処しなくてはなりません。この辺から嫌な予感がしてました…
アクションがボタン2回押しでライトセーバーを振るのと、ライトセーバーを投げる、1人だけ窒息死させられる、連続剣みたいなのがボタン1つで発動する、それだけしかないんです。
その後もゲームを進めていくにつれてアクションや武器、やれることが増えていくようなやり込み要素は1つもありません。
ミッションはただ持っていく武器を選択し、決められた場所で次々と現れる敵をチマチマと倒していくだけです。
長くやりこんでもヘッドショットと大量の敵への対処方法が上手くなる程度にしか成長できない、非常に浅いゲームです。
2回やる必要性はマニアックなトロフィーを集める事くらいでしょう。
対戦も速攻で飽きる
オンライン対戦はそれなりにやりがいと楽しさはありますが、武器ごとの違いがあまりわからなかったり、特殊な道具のギミックがヘボいなど、長時間プレイできるようなものではありません。とにかくすべてが浅い作り。
たまにダースベイダーなどを操作できるんですが、すぐに死ぬと普通の兵士に戻りますし、数時間で飽きます。
乗り物の爽快感がかなり薄かった
スノースピーダー、スピーダーバイク、Xウイング、Yウイング、TIEファイター、AT-AT、ミレニアム・ファルコンなど、様々な乗り物が用意されているんですが、操作性が昔のゲームみたいでフワフワしていて、まったくスピード感や爽快感がありません。
更にこれらの乗り物も1人用のプレイではほとんど使用できず、対戦用に練習モードがあるのみ。
練習モードは決まったコースに沿って移動&攻撃をするだけで、こちらもとりあえず用意しただけの印象が強いです。
すぐに飽きる対戦プレイをするためにお金を出す程のものではない
こうやって画像や映像を見るとかなり面白そうなんですが…
CMやPVでも対戦プレイを中心にプロモーションしていますが、いかんせんマップ上のギミックなど作り込みが弱く、面白味のある武器などもないため、すぐに飽きがやってきます。筆者はライトゲーマーですがコアな方ほどすぐに飽きてしまうのではと思います。
友人を招待してのプレイや1人でのミッションモードも内容はないに等しく、全体的に映像やスターウォーズの世界観の再現をなんとなくした、ハリボテ感が非常に漂うゲームでした。
という事で、ざっくりとプレイした上でのレビューでしたが、これはグラフィックが良くなかったら伝説のクソゲーでしたね。