ドラッグの作用により異なる絵柄に。身を挺したアーティストの「摂取薬物別」アート

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http://bryanlewissaunders.org

 

危険ドラッグや芸能人絡みの麻薬事件など、今年もネットやワイドショーを賑わせた薬物問題。

日本では様々な種類のドラッグを総称して「麻薬」とひとくくりにしがちですが、世界には様々な種類のドラッグがあるのはご存知の通り。

 

それぞれのドラッグの効果や後遺症などはネット調べればすぐにわかるものの、一般人からしたらどのように作用しているのか、精神状態はどのようになっているのか、なんとなくわかるようでよくわからない。

 

アメリカ出身のアーティストBryan Lewis Saunder(ブライアン・ルイス・サンダース)氏は、数十種類以上のドラッグを自ら試し、自分の身体や精神に起こった変化を作品として自画像で仕上げるという検証を行い、話題になっています。

 

身体を張った彼のチャレンジの成果とは。

 

 

Ambien(アンビエン)

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アンビエンとは、寝つきの悪さを解消するための睡眠導入剤の一種。日本では薬物乱用症例でも多くみられるそうですが、アステラス製薬からマイスリーという商品名で販売されています。

 

 

Marijuana(マリファナ)

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思いっきり額にあのマークが描かれています。顔周りの斜線や目の書き方など、どこか普通の精神状態ではない感じ。

 

 

Hash(ハッシュ、ハッシシ)

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ハッシュ、ハッシシは麻の樹脂を固めて作ったマリファナに似たもので、マリファナより数倍も強い幻覚作用や精神作用があると言われているもの。

カラフルでぼやけた色合い、ニヤニヤしたような表情にも注目です。

 

 

Cocaine(コカイン)

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鼻や口の粘膜から摂取する描写を映画などでよく見掛ける、コカイン。

前の絵柄とは一転、白黒の絵柄で狂気に満ちた雰囲気を感じます。どこか鬱積したエネルギーを発散したそうな感じも。

 

 

Crystalmeth(メタンフェタミン)

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覚せい剤、ヒロポン、シャブなどとも言われるのがメタンフェタミン。

色彩感覚や絵の具の使い方が凄いですね。かなりアートな仕上がりです(素人)

 

 

Morphine(モルヒネ)

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麻薬及び向精神薬取締法において規制されているモルヒネですが、強い鎮痛作用があり、医療現場などで使われています。

使っている画材から色合いまでこれまでのものとはガラっと変わっていますね。

他の作品に比べてどこか落ち着いた精神状態を感じます。

 

 

Heroin(ヘロイン)

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「最強の薬物」と言われるヘロインは、ウィキペディアによると「オーガズムの数万倍の快感を全身の細胞1つ1つで感じているかのよう」と表現されています。映画「トレインスポッティング」を見たことがある方ならわかるかと。

完全にイッってしまっています。

 

 

Psilocybin Mushrooms(マジックマッシュルーム)

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日本ではかつて合法で販売されていたマジックマッシュルーム。高揚しているのか、興奮しているのか、表情が恐いですね。

普段見えないものが見えていそうな感じです。

 

 

Trazadone(トラゾドン)

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脳内物質のセロトニンを増やし、うつ症状に効果があると言われている薬です。

何を表現したいのか…複雑です。

 

 

Risperdol(リスパダール)

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強力精神安定剤と言われ、統合失調症や自閉症の治療薬として使われている薬だそうです。

英語の文章のつぎはぎやキャンバス全体を使っていない部分など、他の作品との違いも見られます。

 

 

DMT(ジメチルトリプタミン)

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サイケデリックドラッグと呼ばれるものの1つだそうで、かなり強力なドラッグのようです。

一説には死に際の三途の川や臨死体験を引き起こす脳内物質として、「魂の分子」とも言われているそうです。

引用元のサイトでは(during and after)という記載があるので、恐らく上半分は摂取間もない時間、少し経ってから書かれたのが下半分ではないかと思われます。

「自画像を描く」という趣旨からだいぶ離れているので、コレはなかなかヤバいかと。

 

 

Bath Salts(バス ソルト)

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これはお風呂に入れるバスソルトではなく、おろらくアメリカが発祥の超危険な合成薬物です。

人に噛みつきたくなる(ゾンビ化する)、激しい凶暴性が出るなどの症例が報告されているよう。このアートからもかなりの狂気を感じます。

 

 

Alcohol(アルコール)

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こちらは、あのアルコールです。どのように摂取したのかはわかりませんが、今回ご紹介したものの中でも結構激しい部類ではないかと思います。

お酒だって飲みすぎると危険だと。

 

 

という事で、この他にも数多くのアート作品が紹介されているBryan Lewis SaundersさんのWEBサイト。

ちょっと恐いですが気になる方は、ぜひ。

 

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