たとえ短編であっても、傑作は存在する
日本は今や漫画大国。大事なことは全て漫画から教わった、という人も珍しくないと思います。
しかし、100巻まであるような超長編は気合を入れて読まなければ、とてもじゃないが気力が続かない。しかも最近の漫画は登場人物や伏線が多過ぎて、頭に入ってこない、なんて感想もよく聞きます。
そこで、今回は5巻までくらいで完結している、読みやすくてそれでいて面白い漫画を集めてみました。
ちょっと空き時間に読むのに最適ですね。
SMUGGLER(1巻)
闇金ウシジマ君の真鍋昌平先生著作!!しっかりと取材されていてリアリティのある脇役と、テンポのよい展開はこの作品でも十分発揮されています。
スレスレの緊張感がたまらない映画化もした名作!
かくかくしかじか(5巻)
『東京タラレバ娘』や『海月姫』などの作者、東村アキコ著の自伝的漫画。自身が高校生の頃から漫画家としてデビューするまでに起こった、実際の出来事を著者の恩師との思い出を中心に描く作品です。
正直、誰もが「あーわかるー!」と共感出来る気まずさがてんこ盛りで、若さとは何かを強烈に思い起こさせてくれます。後半は涙無くしては読めないでしょう。
All You Need Is Kill(2巻)
トムクルーズ主演で映画化もされた小説が原作。「デスノート」の小畑健さんが描いています。小畑さんの描く絵は表情とか人の心情がとてもリアリティがあって惹きこまれるんですよね。映画より漫画の方が好きです。
昨今隠れたループものの元祖ともいえる作品。
鉄コン筋クリート(3巻)
映画化された松本大洋先生の名作。下町に住む2人の少年が主人公です。構図が素晴らしいので結構参考にしている漫画家さんも多いんじゃないでしょうか?
レベルE(3巻)
「ハンター×ハンター」、「幽遊白書」の富樫先生の短編集。20代中盤~30代の方は富樫先生の作品で育った人も多いはず。
短編ながらもバックグラウンドがしっかり設定されたストーリー、考え抜かれたセリフ回しやオチ、ちょっと残虐な要素など刺激的な名作。
僕は髪の毛が少ない(1巻)
すべての男性に将来訪れる「ハゲ」。是非歳を取る前に読んで覚悟しておきましょう!(笑)私は来たるXデーに向けて少し気が楽になりました。
夕凪の街 桜の国(1巻)
1巻完結漫画の定番です。戦争や原爆が題材の丁寧に描かれた一作。
外天楼(1巻)
「外天楼」という謎の建物にまつわる事件や人々の話です。笑って驚けるミステリー作品。
式の前日(1巻)
社会人3年目の若手社員の式の前日を描いた作品のほか、短編集を収録した1作。ちょっと泣けてオチも秀逸。
ミスミソウ(3巻※新装版は上下巻)
憂鬱な気分になること間違いなしのサスペンスコミック(笑)。絵は女性向けな感じがしますが男性にも読み応え十分です。