とても神秘的で美しい宇宙の世界。その中でも我々の活動を支える太陽の存在は、地球環境とも密接な関係にあります。
NASAが2010年から運用を開始した太陽観測衛星SDO(ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリー)から、最近の強力な太陽フレアの鮮明な映像が公開されました。
太陽のある一点から強力なエネルギーが放出されているのがわかります。直径が地球の約109倍ある太陽ですから、ものすごく大きな規模なのでしょうね。
太陽で非常に大きなフレアが発生した場合、強い磁場やプラズマを伴った電磁波・粒子線・粒子が地球に到達し、短期の通信障害や電力施設に影響を及ぼします。これらの仕組みをより解明していくためにSDOが打ち上げられています。
こちらもSDOの観測機器のひとつ、AIAと呼ばれるもので撮影された太陽の画像。赤い部分は約6万度、青や緑の部分は100万度以上だと言われています。
▼SDOによる5年間の太陽観測の集大成ビデオ。映像としてはこちらの方が凄まじいです。
地球から見る夕日も美しいですが、こちらも息をのむ壮大さがありますね。
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