悲劇の中にあるヒューマンドラマとアクションに刮目せよ!
今もなお世界からなくなることのない戦争。そこには多くの悲劇しかもたらさないことを知りながら、人類はまだ戦争をやめられません。
そして、その悲劇の中から切り取られた、名作と呼ぶべき映画もたくさん作られています。
その中から特におすすめの映画をご紹介します。
プライベート・ライアン(1998)
第2次世界大戦下のノルマンディー上陸作戦をはじめとして、一人の兵士の救出作戦と人間模様を描いた感動の名作。
戦争映画と言えばやはりこちら。スピルバーグ監督が生み出した不朽の名作で、映画史に残る最高の作品とも言われている。
臨場感や演出がとにかくすばらしい。
オススメ度 ★★★★★
永遠の0(2014)
日本アカデミー賞を総なめにした2014年の話題作。
進路に迷っていた健太郎(三浦春馬)は、太平洋戦争の終戦間際に特攻隊員として出撃した零戦パイロットだったという祖父(岡田准一)のことが気に掛かり、かつての戦友たちを訪ねる。そこには意外な事実が隠されていて、、というドラマ。
主題歌のサザンオールスターズも素晴らしいし、岡田准一さんの演技もすごいけど、三浦春馬さんが現代の若者として、戦争体験を通して成長していく過程がとても感動します。
日本人なら見ておきたいですね!
オススメ度 ★★★★★
フルメタル・ジャケット(1987)
鬼才、スタンリー・キューブリックが監督を務める、ベトナム戦争を題材とした作品。
大きく2部構成に分かれているが、キューブリックの他の作品同様、脈々と流れる「イズム」が存在する。
コミカルに見える1部、おっかなく見える2部とも、その意味をわかった上で見ると、また一味違った深みのある作品となる。
また、使用されている楽曲のセンスの良さも、この映画をより味わい深いものとしている。
オススメ度 ★★★★★
イングロリアス・バスターズ(2009)
連合軍VSドイツ軍の第2次大戦下、ブラッドピット演じるレイン中尉率いる連合軍の極秘部隊は、次々とナチス兵を血祭りにあげていた。やがて彼らはパリでの作戦を実行に移す。というストーリー。
鬼才、クエンティン・タランティーノ監督らしい随所にユーモアと残虐性が混じったエンタメ性の高い名作。
特に宿敵・ドイツ軍のランダ大佐のキャラクターは見もの。ユーモアがありながらも、対峙する主人公たちとのやりとりを非常に緊迫感あるものにしています。ある意味こんなにも魅力的な敵キャラはなかなかいません。
音楽や物語の構成、演出もすばらしいです。ちなみにアクションシーンはほとんどありません。
オススメ度 ★★★★☆
フューリー(2014)
こちらも第2次大戦下のドイツ軍との死闘をアメリカ側の視点で描いたもの。
何といっても最大の見どころは戦車の戦闘シーン。これだけでも映画史に残るほどの出来だと思います。
特に物語序盤の緊張感は抜群。映像技術と音響技術の進歩がもたらしたリアリティを感じられます。
ストーリーは置いておき、男の戦車アクションとして是非。絶対後悔しないはず。
オススメ度 ★★★★☆
ブラックホーク・ダウン(2001)
極限状態のスリルを存分に味わえる作品。ヘリコプター“ブラックホーク”でソマリアの内戦を鎮圧しようとしたアメリカだったが、思わぬ苦戦を強いられ、敵地の最前線で孤立する兵士を描くストーリー。
戦争、アクション映画としてナンバーワンに推す人も結構多い名作。迫力ある銃撃戦を存分に楽しめる。
オススメ度 ★★★★☆
地獄の黙示録 (1979)
フランシス・フォード・コッポラ監督の名作中の名作。発表された年にカンヌ映画祭でパルムドールを獲得した。
ベトナム戦争を題材にした映画だが、実は名作と名高い割に評価は真っ二つに分かれる、超難解な作品でもある。
現在活躍する様々なアーティストや文化人に影響を与えた作品でもあり、よくよく見ると今作品のオマージュとなっているものはたくさんある。
2020年にファイナルカット版が改めて公開されるなど、今なお根強いファンが多数いる作品である。
オススメ度 ★★★★☆
ハート・ロッカー(2009)
イラクに駐留するアメリカ軍の中でも、最大の危険を伴う爆発物処理班の兵士を描き、2009年の賞レースを席巻した戦争映画。
迫力ある戦場の描写と、兵士の勇気の裏にひそむ心理の繊細な描写がウリ。アクションは少なめでドキュメンタリー調。
オススメ度 ★★★☆☆
ゼロ・ダーク・サーティ(2012)
ビンラディンを追う、最前線の若きCIA女性捜査官が主人公の作品。密着ドキュメンタリーのようなリアリティと緊張感、なかなか姿を現さない敵を少しづつ追い詰めていくストーリーも手に汗握り楽しめる。ラストの銃撃戦も見もの。
オススメ度 ★★★☆☆
ワールド・オブ・ライズ(2008)
リドリー・スコット監督の戦争アクション映画。中東を舞台に国際テロ組織との戦いを描く。
アクション+潜入任務でブラッドピットのかっこよさも楽しめるライトな戦争映画。
オススメ度 ★★★☆☆