POVってなに???実は一度は見たことある?
POVとは「Point of View Shot」の略称で一人物の主観的なカメラ位置で終始撮影される手法のこと。こうすることで作品の中への没入感をあげて、より臨場感のある映像に仕上がるというわけです。モキュメンタリー(フィクションをドキュメンタリーのように仕上げる)とかも似たような表現方法で、フィクションをよりリアルにする手法ですね。
日本でも「放送禁止」というテレビ番組が人気を博して映画化もされましたね。
ここでは実は隠れた名作の多いPOV形式の作品を紹介していきます。
※POVの魅力を存分に味わうため動画でトレーラーをお楽しみください!
※怖いやつは作品名の横に「怖」をつけています。
ディアトロフ・インシデント(2013)
1959年に旧ソ連で実際に起こった「ディアトロフ事件」。この登山グループ開始事件の謎に迫るうちに辿り着いた事実ははたして??
POVという手法の最高傑作といっても差し支えない、衝撃のラストまで目が離せない名作中の名作です。
パラノーマル・アクティビティシリーズ(2007)
実話ベースのフィクションではあるが、相当なリアリティで世界中でブームとなった名作。日本でもリメイクされました。
基本は自宅等に定点カメラを置き、超常現象を記録する、というつくり。
プロジェクトX(2012)
冴えない学生が誕生日パーティーを開いたら、みるみる人が集まって大変なことになった!という内容の映画。
ワル&エロ&笑いの詰まったパーティームービー!!刺激的で超オススメ!
アメリカの学生文化なのでこうゆうのは日本にないですよね。
オススメ度 ★★★★★
クローバーフィールド(2008)
「巨大怪獣が街を襲うシーンを住民がホームビデオで撮る」という設定の映画。得体のしれない巨大生物への恐怖と、住民の混乱にだけ焦点を当てた見せ方が何ともスリリングな一作。怪獣はほぼ出てこないです。
オススメ度 ★★★★☆
クロニクル(2012)
突然超能力に目覚めた高校生三人組が、その力を映像に記録しようとビデオカメラやスマホを使って録画しつづけるという作品。
カメラやスマホは超能力で宙に浮いているので、POV+俯瞰視点のいいとこ取り映画。おバカな学生ノリもいい感じ!
オススメ度 ★★★★★
ブレア・ウィッチ・プロジェクト(1999) 怖
POVブームの火付け役となった大ヒット作品。魔女伝説を題材にしたドキュメンタリー映画撮影のため、森に入った三人の学生が消息を絶ち、1年後に彼らの撮影したビデオが発見された。そのビデオをもとに編集して映画化した、という設定の作品。
日本でも極力情報を制限したティザー広告形式の宣伝で大ヒット。
オススメ度 ★★★☆☆
イントゥザストーム(2014)
巨大ハリケーンの襲来がテーマの映画。直径1キロ、時速600キロの巨大竜巻の規模と破壊力は圧巻!
フィクション的な規模の竜巻ですが自然の怖さを実感します…
オススメ度 ★★★★☆
戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 史上最恐の劇場版(2014) 怖
上の動画はイキナリ怖いので注意!
足を踏み入れると気が狂ってしまうという村に番組ADや霊媒師、物理学者、アイドルなどが殴り込みで潜入!!大変なことになってしまうというエピソード。POVならではのチープさですがかなり面白い。怖いですよー!
オススメ度 ★★★★☆
アフリクテッド(2014) 怖
世界旅行にチャレンジする青年と親友のカメラマンのさわやかな旅行記。
かと思いきや、青年は突然〇〇になってしまい…あらすじを何も知らないで見た方が存分に楽しめます。
結構心臓に悪いので注意。
オススメ度 ★★★☆☆
トロールハンター(2010)
秘密裏に活動する「トロール・ハンター」を学生がカメラにおさめようとする話。
トロールの造形リアルで、ノルウェーの美しい大自然も見どころ。
オススメ度 ★★★☆☆
テイキング・オブ・デボラローガン(2014) 怖
予告は載せましたが、本当はこれは何の予備知識もなく見て欲しい作品です。
ことさら情報を入れずに、ただ恐怖に身を委ねてください。間違いなく恐怖度は市場最高レベルにあると思います。