年収5000万円とは
2014年のあるデータによると、日本における年収3000万円以上の人の割合は労働者人口の約0.3%前後、つまり1000人のうち3人という事になります。
更にこのうちほとんどは中小企業経営者や大企業役員クラスが占めているので、ほとんどが「おじさんかおばさん」という事になります。
更に2000万円高く20代で5000万円以上となると、数は相当に絞られていきます。
本記事では筆者に近しい年収5000万円オーバーのある男の職業や日常の過ごし方、周りに起こる変化、仕事ぶりなどをご紹介していきます。
これから就職を考えている方、独立を考えている方の参考にもなれば幸いです。
※一部内容を修正しました。
職業は「歩合外交員」
彼は東京随一の私大を卒業後、大手証券会社に入社します。そこで上位の営業成績を記録し、歩合制で年収に上限のない歩合外交員に華麗な転身を遂げました。歩合外交員とは優れた金融の知識やトレードのテクニックなどを基に、顧客である富裕層の資産を増やすための活動を行います。株式や世界中の金融商品の売買などです。ここで動かした額に応じて収入を得る仕組みです。
彼の年収は証券会社時代が450万円スタート。そこから1年間で200万円ずつ上昇し、4年目で独立します。
20代で2000万円以上稼ぐのはマスコミや大手商社でも不可能です。プルデンシャル生命などの外資系の企業や金融会社、不動産その他歩合系の営業職か起業、芸能人として成功する以外ほぼ道はないかと思います。
労働時間は1日3時間~4時間ほど
歩合外交員の場合、通常の営業とは異なり、新規の顧客を積極的に獲得したりする必要はそれほどありません。既存の富裕層の資産を運用する事でリターンを得るからです。
そのため短時間の労働で高収入を得る事ができ、まさに「お金も自由もある」存在となります。しかもトレードは世界中どこにいても出来るので、場所にも縛られません。
もちろん土日祝日は休みで、究極は会社へ行く必要もありません。その分、「資産を増やせなかったら顧客が離れていく」リスクがあります。金融危機においても顧客にしっかりとした説明が必要となります。
車はポルシェ
ドライブが好きな彼はポルシェのパナメーラGTSという車種に乗っています。
始めのうちは顧客への配慮もあり国産中古車に乗って営業先へ向かっていたそうですが、「稼いでいる事がわかる」ほうが営業において有利だと気づき、現在は客先へもポルシェで向かうそうです。
学生時代は膨大な借金を抱える
これだけの収入を稼ぐ人はやはり私生活が破天荒で、学生時代から就職してからしばらくもかなりの借金を抱えていたそうです。
銀行系のローンで400万円、友人や知人からも300万円ほど、計700万円の借金を抱えながらサラリーマンとして生活していました。
滞納も相次ぎ督促の電話が鳴りやまなかったそうです。パチンコなどのギャンブルにものめり込んでいたようですが、現在はほとんどしていないそうです。
お金は出し惜しみしない
証券会社時代の彼は完全に個人のバランスシートが崩壊しているにも関わらず、消費を止めません。
それほどお金を使わないといけない程ストレスだったのでしょう。彼は自分が価値があると思うものに惜しげもなくお金を使い、また使うために稼ぎます。
現在高収入を得て自由な時間を手に入れた彼は、困っている友人にはお金を貸してあげたり、女性との遊びには多くのお金を使いますが、贅沢をしながらもしっかりと自分のお金を運用し、自らの資産も増やし続けているそうです。
休みは海外リゾート、数百万使う事も
タイ、ニューカレドニア、モルジブetc…彼はリゾートが大好きなので休みの度に海外へ行き、女性の分まで料金を払い、思う存分リラックスします。
ちなみに「ニューカレドニア」が激しくおすすめだそうです。
結婚式場を買わないか?という話が来る
知人伝いで「1億円の結婚式場があるから買いませんか」という話が来たそうです。投資用物件などの紹介はかなりありそうですね。
無料で結婚相談所に登録でき、優先的に上顧客を紹介してもらえる
富裕層を主な顧客とする結婚相談所があるようですが、「無料でいいから入ってくれ」といった話があるそうです。
20代でそれほどの年収としっかりとしたバックグラウンドがある人間がなかなかいないからです。
資産数十億レベルの社長令嬢などを紹介されるようです。
芸能人やグラビアアイドルなどを紹介してもらえる
仕事柄会食中に業界人を紹介される事があるようで、その際には「グラドルの○○は紹介できる」といった話をされるそうです。
しかし本人はあまり興味がないためそのあたりは派手でない様子。AV女優の方が好きなようです。
1人の時間を大切にする
成功者である彼は女性からもモテ、様々な誘いもありますが、しっかりと落ち着ける自宅で1人の時間を過ごす事も大事にします。
安易に女性を家に泊める事もしないようです。しかしすぐに帰ってくれるデリバリーヘルスは1日に何度も呼ぶことがあるようです。
がむしゃらに働く事がいい、とは思っていない
彼は日本企業的な「がむしゃらに働く」といった事を良しとしていません。非効率な仕事や合理的でない判断などを嫌います。
サラリーマン時代の「特定の金融商品を売るキャンペーン」なども嫌がり上司に抵抗していたよう。
個人によって様々な働き方や向き不向きがあるので、「みんなで頑張ったからいい」というような雰囲気を嫌います。
中長期的な目標と今を生きる事のバランスって…
大きな目標や仕事に対してプレッシャーを感じたり努力をし続ける事はとても大事な事です。
彼はその中でとても息抜きが上手いと言えるでしょう。時には自分の欲望を優先して動きます。この時間の使い方が余裕を生み出し、仕事にいい影響を与えているのかも知れません。このあたりって難しいですが、忙しい中でも自分の「欲」に対して忠実です。
会話は淀みなく、説得力を。評価を持って物事に接する
彼は聞き上手であったり砕けた話が好きな一方、様々な物事に対する評価を論理的に説明していくような会話が好きではないかと思います。
いい物はいい、良くないものはよくない、その取捨選択を繰り返す事で物事が洗練されていくのではないかと思います。その積み重ねが大きな差になっているのでしょうか。
初対面の人に対しても安易に取り入ろうと同調したり、ヘラヘラする事も嫌います。これは現在のような収入を得る前からも同じです。
「会話に説得力があること」や「人間的、動物的に強いこと」これが営業として自分から物を買ってもらったり契約してもらう事において重要なのでしょうか。内面を磨き、その内面からにじみ出る自信や説得力が人を動かし、契約に繋がると。そこにはある種、教祖的な一面があるのかも知れません。
営業活動や仕事、普段の心がけなどはまた詳しく突っ込んでいけたらと思います。
▼まだまだ20代を謳歌する彼。都内にて。この写真は秋頃なので短パンです。