どんな仕事でも、どんな職種でも、サラリーマンとして働く上で意識しておきたいいくつかの事があります。
自分を成長させ、より上を目指すために意識しておきたい10の事を、大ヒット著書「入社1年目の教科書」を参考にまとめました。
期日を必ず守る
サラリーマンは日夜、様々な種類の仕事に追われます。
ほとんどはそれぞれに期日があり、「A案件は明日まで」「B案件は明日まで」というように、優先順位をつけながら仕事をしていくことになるでしょう。
多くの仕事があるあまり、本当に期日を守らなければいけないものだけ最優先し、その他がおろそかになってしまう事もありがちです。
出来る人はまず完成度よりも期日、もしくは期日前に仕上げる事を意識します。
上司や周りのフィードバックがもらえるので、自然と通りやすい企画書になったり、軌道修正がしやすくなります。
いくら時間を掛けても思いつかなかった部分を簡単に気付かされたり、ツメが甘い部分を指摘される事で学んでいくことが出来るでしょう。
それは単に能力の差ではなく、経験の差も大きいので、恥ずかしがる必要はないと思います。
むしろ、悩んでいた部分はそれほど重要ではない事も多いものです。
きちんとフィードバックや助言を与えるのが上司の仕事なので、何よりもまず期日を守り、意見を貰いましょう。
依頼する側もクオリティの高いものを期日後に完成されるより算段が立てやすいため、自然と業務を任されやすくなるはずです。
会議で発言する
会議で遠慮をして発言出来ないようでは、あなたがそこにいる意味はありません。
新人が先輩社員と議論するのはなかなか難しいですが、業務をよくわからないからこそ出てくる素朴な疑問や客観的な目線があるはずです。
やる気のアピールにもなりますし、疑問を持つことは成長に繋がります。
無理やり質問をする必要はないですが、思っている事を言わないようではあなたがそこにいる必要がありません。
早く帰る意識をつける
非常に悩ましいプライベートと仕事の問題。他の人が仕事をしているのに帰りづらい、予定があるけど言いづらい…そんな方も多いのではないでしょうか。
「今日は早く帰るけど、明日は遅くまで残る」というように、メリハリをつけて仕事をしましょう。
ダラダラと社内にいるとどうでもいい仕事を振られやすくなったり、仕事だけの生活に陥ってしまいがちです。
価値観も狭くなり人生単位でマイナスです。また、昨今では残業が偉いという風潮は終わりつつあります。
ただし、特別な予定がある日などは「今日は○時に帰ります」と宣言しておいた方が業務上のリスクを回避できます。
たとえその日は残れと言われても、次の機会に相手も断り辛くなります。
そもそも毎日遅くまで残っていないと評価されないようであれば実力が足りないので、意識を変えるべきでしょう。
特に慣れない最初のうちは自分の思った通りスケジュールを立てるのは難しいですが、仕事を含めて自分でライフスタイルをデザインできるようにならなければなりません。
仕事以外の付き合いを意識する
入社したて、配属されたての頃は、同じ部署の人とランチをしたり、仕事のあとに軽く飲みに行ったりすることはとても重要です。
その組織ならではの考え方や価値観、仕事の仕方を学べるからです。
ただし、ずっと同じ人と一緒にいるようでは成長は望めません。異なる業務や業界の人と話すことで、見聞や自分の仕事の仕方の参考になるかも知れないからです。自分とは全く関係がないからこそ学べることが多いのです。
仕事の愚痴や上司の文句を言いながらダラダラ食事やお酒を飲むようになったら終わりです。
スーツにこだわる
おしゃれである必要も高いスーツを購入する必要もありませんが、サイジングにこだわるべきです。
サイズが合っていない服装は客観的に自分を見れておらず、どこか抜けた印象を与えます。
身なりがしっかりしているという事は、色々な事に気が効くという印象を与えます。
自分のスーツが細すぎ&オーバーサイズでないか意識してみましょう。
そして、可能であればオーダーメイドのスーツを購入しましょう。
既製品は個人個人に最適化されて作られていないため、肩幅は合うのに袖は短くなる、袖はちょうどいいのに胸回りが余る、という微妙なちぐはぐ感を生む場合があります。
最近では3万円台からでもオーダースーツは購入可能なので、「細めに、フィットする感じでお願いします」と伝え、スーツのプロに仕立てをお願いしてみましょう。
印象がまったく変わります。
靴を綺麗に磨くことも重要です。
遅刻しない
遅刻は時間に対する考え方はもちろん、そのものから逃げたい心理状態であると言われています。
新人の頃はなかなか評価が難しいので、遅刻や欠勤が大きなマイナスポイントになり、周りとの差になります。
「遅刻許されキャラ」が確立されるほど個性があればいいですが(実際にいました)、昇進は絶望的です。
実力を発揮する前に蚊帳の外に置かれてしまう恐れがあります。
メールの返事は早くする
すぐできる事をするように意識をつけないと、どんどん仕事が溜まっていってしまいます。
緊急事態や優先度の高い連絡事項が突然舞い込み、他の業務が後手に回ってしまいます。
「了承」「確認」など、文面を推敲する必要のないものは光の速さで返しましょう。
決まりきった内容のメールはワードやエクセルに保存しておき、ペーストするだけにすると楽です。
メモを取る
覚えていられると思っていたささいな事でさえ、頭からすっぽり抜け落ちる事があります。
出来れば卓上に手帳とは別に適当なメモ用紙を置いておくといいでしょう。走り書きで構いません。
また、同じ失敗をしているのにメモにも残さないようでは相手を相当イライラさせます。
メモを取るという行為は意欲のアピールにもなるので、行為だけでも重要です。
上の人をしっかりと見る
一緒に働く先輩や上司はあなたの未来の姿です。自分がそうなりたいと思えますか?
将来像が暗ければ是非、今の会社以外のことにも目を向けてみましょう。
1つの会社で勤めあげる事や、やりたくない事を続けている事が必ずしも正解とは限りません。
ただし、感情的にならない事が重要です。
仕事のスキームを整理する
定期的に自分が 行っている業務を一度整理し、それぞれ誰が関わっているのか、どのような流れで行われているのか整理してみましょう。
効率化を図れる部分がないか、無駄な手順がないか、工夫出来る部分がないか、業務を俯瞰してみる事で見えてくる部分があるかも知れません。
どんな仕事に就いても役に立つスキルです。
それほど重要でない事に時間を割いていないかどうか、確認してみましょう。
いかがでしたでしょうか。参考になれば幸いです。