データ転送量の増大に対応できなくなり、近い将来破綻?
ウェブサイトを運営する者にとって非常に興味深い報道がありました。
「インターネットの破たん」。毎日水と空気のように当然のように享受するインターネットが、近い将来利用制限される時代が来るのでしょうか??
インターネットは、データ転送量の増大に対応できなくなり、近い将来破綻すると予想される。
今月末に開かれる英国王立協会の会議では、この分野を主導する技術者、科学者、通信会社が集まり、 この危機的状況を回避するために何ができるのかを話し合うことになっている。
2005年のブロードバンド回線の最大通信速度は2Mbpsだったが、この10年間の間に50倍に増強され、 現在では多くの国で100Mbpsの高速インターネットが利用可能になっている。
しかし、光ファイバーではこれ以上大容量のデータを送ることはできず、すでに限界に達していると
科学者たちは警告する。
アストン大学のアンドリュー・エリス教授によれば、今後はインターネットの使用料金を上げるか、 インターネットの利用に上限を課すしかなくなるという。
研究室レベルの最先端技術では、すでに1本の光ファイバーで送れるデータ量はこれ以上増やせない 限界に達している。
こうした最新技術が市場投入されるまでの時間は通常6~8年程度なので、
今から8年後には光ファイバーによるインターネットの通信速度は限界を迎えると予想される。
何か画期的なアイデアが生まれない限り、データ転送量の増大を支えるためのコストは劇的に増加する。
2035年、英国の電力供給量のすべてがインターネットで消費されることになるとエリス教授は予測している。
破たんというより、制限が掛かるようになるのでしょうか?現在の莫大な量の通信は、物理的にもパンクしそうなイメージはありますが。。
技術革新がなければ大手のウェブサイトに金銭的な負担が増えたり、消費者が使用量に応じて料金を払う携帯電話のシステムのようになったりするのでしょうか。
非常に興味深いニュースですね。