高級SUVに新しい選択肢が加わりました。
メルセデス・ベンツは2月9日、新型のミドルサイズSUV「GLC」を発売開始。待望の右ハンドルで登場しました。
メルセデス・ベンツはこれまでGLKというSUVを発売していましたが、今回の「GLC」はその後継モデルに当たるもの。
元々左ハンドルのみだったGLKを刷新し右ハンドル専用とし、「Cクラス」のデザインや安全装備を踏襲した日本待望のニューバージョンです。
※ややこしいですがかつて「Mクラス」と言われていたSUVは「GLE」、今回発売の「GLC」は「GLKを刷新したもの」になります。
デザインはこれまでの直線的で角ばった印象のフォルムからやや丸みのあるものへと変化しました。このあたりは最近人気のSUVのデザイントレンドを捉えつつ、最新のメルセデスデザインに合わせてきています。サイズは全長4665、全幅1880、全高1675mmとやや大きなサイズに。
狭い駐車スペースなどでは取り回しにやや苦労するかも知れませんね。
エンジンは先代GLKと同等である350Nmの最大トルクを備えつつ、ダウンサイジングする事で燃費が約15%向上(13.4km/L(JC08モード))。
最新鋭の安全技術はCクラスに導入されているものと同様で、クルマの周囲約360°を複合的なセンサーで監視。最大500mの広範囲モニターや立体的な物体の感知を行い、歩行者をはじめ周囲の車両や障害物が危険を及ぼす可能性がある場合、リアルタイムにブレーキ・アクセル・ステアリングのアシストを行う機能が備わっています。
価格は最も低いグレード「GLC 250 4MATIC」で628万円~。これまで右ハンドル設定のなかったメルセデス・ベンツのミドルサイズSUVという事で今後も大きく注目を集めそうです。
レクサスのNXやRX、アウディQシリーズ、BMWのXシリーズ、ポルシェのマカンなどと比較検討していく形でしょう。
▼なお、よりコンパクトな「GLCクーペ」も2017年に発売開始される見込み。