ライダースジャケット(レザージャケット)は1枚で気軽にスタイリングが完成するメンズの代表的なアウターではあるものの、どうしてもキメキメな雰囲気になってしまったり、艶っぽくなりすぎてしまうもの。特に襟もとが折り返された「ダブルライダース」はロッカーやバイカーのイメージも強く、主張が強くなりがちです。
本記事ではあくまで自然体に着こなすライダースジャケットのコーディネート案を、ライダースのハードな印象を和らげるファッションアイテムとともにご紹介。
ライダースジャケットの着回し方法にお悩みの方もぜひご活用ください。
プルオーバーパーカーを合わせて印象を柔らかく
前身頃にジップのないプルオーバータイプのパーカーを選べば首元にボリュームができ、自然とカジュアルかつ柔らかな印象に。ファストファッションでも手に入れやすいアイテムなので、すぐにコーディネートに取り入れられます。
①プルオーバーパーカー
Champion ¥17,280
耐久性やデザインで定番と言えばチャンピオンのリバースウィーブスウェット。無地のパーカーを選んだ方がより着まわしやすい。
フロントジップタイプのパーカーを合わせるとややハードさのある着こなし。もちろんこちらもクールです。
グレーやキャメルなど、優しげな色合いのアイテムとコーディネート
グレーのスラックスやキャメルカラーのニットなど、ハードなライダースとは相反する品が良く見えるアイテムと組み合わせたコーディネート。足元はシンプルなスニーカーを合わせることでよりリラックスした雰囲気に。
②丸首ニット
ANDERSEN-ANDERSEN ¥45,360
優しい雰囲気を持つキャメルの色合いはまだまだ冬の空気が残る春先や、秋のシーズンにピッタリ。丸首タイプやハイネックを選ぶことで大人の印象に。
ホワイトのニットならベージュ色のワークパンツなども高相性です。
首元の詰まったインナーやスリッポンを合わせる
着こなし自体はモノトーンながら、やや短めにカットしたパンツと軽快なスリッポンを合わせたカジュアルなコーディネート。ライダースジャケットのインナーもVネックやUネックのようなセクシーさのあるものより、首元の詰まったタイプをチョイスすることで大人な装いに。
③スリッポンスニーカー
AMB 19,440円
ドレスシューズのように履けながら、ソールのホワイトが爽やかさの演出とアクセントになったブラック×ホワイトのレザースリップオンがコーディネートを和らげてくれます。
スラックス、シャツ、ニットで合わせたコーディネート
通常であればジャケットを羽織りそうな綺麗めのアイテムと合わせた着こなし案。シャツのボタンを閉め、首元の詰まったニットを合わせることでカッチリしつつもどこか柔和な印象が漂います。シャツは丈の短いものをチョイスし、裾をインしないことで抜け感を作っていますね。
④白シャツ
UNIVERSAL PRODUCTS 18,360 円
ライダースがハードなぶん、爽やかな白シャツは襟が小さいタイプやノーカラー、ボタンダウンのタイプを選び、より主張を抑えることで優しげな雰囲気に。
こちらはグレーのスウェットと同系色のパンツをチョイス。キャップもほどよくカジュアルな印象で、ハードさを感じさせないコーディネートです。
白シャツのボタンを上まで閉めることでカッチリ感を出し、アウターにチェスターコートを合わせた変化球なコーディネート。
アウターのコートかライダースを薄手のものにしたり、コートのサイズをゆとりのあるものにすると着膨れなくコーディネートできます。
ニットキャップやメガネで親しみやすい印象に
デニムのロールアップ、ニットキャップ、クリアなカラーリングのアイウェアなどどこかポップな印象が漂うコーディネート。スニーカーのハートマークとニットキャップの色を合わせ、細部まで抜かりない着こなし。
⑤アイウェア
A.D.S.R 16,200 円
サングラスを合わせれば艶のある「夜の男」になるライダーススタイル。ここにメガネを投入することで一気に優しいイメージにシフト。
⑥ニットキャップ
BEN DAVIS ¥ 2,052
ヘアセットの手間軽減や秋冬の防寒対策、ビビッドなカラーリングを選べばコーディネートのアクセントにもなる「ニットキャップ」。
こちらもライダースのコーディネートにぜひ取り入れたいアイテムです。
カーキのパンツがポイント
腰ベルトやジップのディティールを排し、なるべくミニマルにデザインされたライダースジャケットに、ベレー帽、カーキのパンツを合わせた着こなし。ブルーデニムやダメージデニムを選ぶとハードになりがちなものの、カーキならどこかワークテイスト感が出てハードさが和らぐ。ロールアップして足首を見せることでよりアクティブなイメージに。
⑦カーキのパンツ
INCOTEX ¥42,120
細身のタイプだけでなく、ワイドパンツでAラインを形成するような着こなしもカーキ色なら合う。足元はレザーシューズや白スニーカー、トップスはブラックだとやや軍人感が出てしまうので、ホワイトが高相性。
ライダースのカラーリングや素材、合わせるカラーリングも要チェック
スウェード製のキャメルカラーのライダースを選ぶことで、ブラックの持つキメキメ感や強さを緩和したコーディネート。同じく優しい色合いのグレーやホワイトをインナーにすることで全体で落ち着いた色合いに。
⑧モックネック
UNIQLO ¥9,990
通常の丸首よりやや首元が高い「モックネック」のTシャツやニットもライダースのハードさを和らげる着こなしに一役買ってくれるはず。
通常の丸首のインナーとのレイヤードも楽しめる便利なアイテム。
普段のコーディネートに飽きたら手軽に印象を変えられる「モックネックT」を持っておくと便利です。
ベージュカラーのグラデーション+チェックシャツのアクセント
キャメル色のライダースに薄いベージュカラーのパンツを合わせ、グラデーションのように着こなしたスタイル。ここで白いカットソーを合わせ淡いカラーリングでまとめるのもいいですが、チェックシャツを合わせることで着こなしにメリハリをつけ、ほどよいカジュアル感を演出。
⑨チェックシャツ
ZARA 5,990 JPY
キャップと合わせ、スケーターライクな着こなしも爽やか。
ハイネックニットやウールパンツで大人感を強調
レザージャケットとともにハイネックニット、ウールのパンツを合わせて大人っぽさと暖かみを感じるスタイルに。シューズもスニーカーをチョイスしてよりキメすぎない、力の抜けた着こなしに。
⑩ウールパンツ
FREAK’S STOREから登場した“シルエット、履き心地、取り扱い”の三拍子揃ったオン・オフ兼用ウールパンツ(¥9,990)が注目アイテム。
足元を人気の「VANS」で合わせたコーディネート。
⑪ヘンリーネックTシャツ
REMI RELIEF ¥8,424
それほど寒くないシーズンならヘンリーネックカットソーもオススメ。ジャケットに羽織るのもいいですが、ライダースのようなハードなアウターこそ主張を軽減してくれる便利なアイテム。
オーバーオールを合わせたライダースの着こなし案
裾を折り返したオーバーオール、ワークブーツを合わせた武骨なコーディネート。着用している人の雰囲気や首元のスヌードでどこか繊細さを感じる着こなしです。似合う似合わないかは分かれるものの、すぐに取り入れやすいコーディネート。
⑫オーバーオール
Dickies ¥ 5,940
⑬スヌード
WE GO ¥ 1,990
「今日のコーディネート、キメすぎかな?」そんな時はスヌードを合わせてみるとコーディネートが落ち着きます。コーディネートもしやすく手軽なアクセサリーとして秋冬に重宝しますね。
⑭トートバッグ
MAISON KITSUNE ¥ 9,180
ナチュラルな雰囲気を持つ「キャンバス製のトートバッグ」でよりキメすぎないスタイリングに。