日常使いからアウトドアまで使える、一石二鳥なリュックサック
急な雨やアウトドアでの活動中に、カバンや中のものが濡れてしまった、という経験のある方も多いのではないでしょうか。
ゲリラ豪雨のような急激な天候の変化が多くなってきた日本では、レジャーに行かなくても、防水性能のあるリュックへの需要が高まりました。
本記事では、ウィンタースポーツや釣り、川遊び、サーフィン、ダイビングの際の水濡れや、キャンプやトレッキングなどのアクティビティーに強い、防水性能の高いバックパック(リュック)をまとめてご紹介していきます。
日常の通勤や通学でも使える、デザイン性の高いものを中心にご紹介していくので、参考にしてみてください。
(この記事は2022年9月6日に更新されました。)
防水バッグの選び方
水濡れや塵ホコリに強いアウトドア向けバッグには、撥水性に優れた生地を使い、多少の雨風にも難なく使える「防水バッグ」と、ボディ自体の縫い目や開口部の設計により、水中に沈んでも浸水の恐れが少ない「完全防水バッグ」があります。
ディティールとしては
- ファスナー周りにポリエステルをコーティングした「止水ジップ」
- バッグの縫い目から水が浸入しない「シーム加工」
- 水に強い生地である「ポリエステル、ウレタンコーディングされた素材」、「ターポリン」、「キューベンファイバー」
- 上部から水が浸入しないロールトップ型の開口部
などが防水バッグの特徴として挙げられます。
防水性を意識するあまり、中身を取り出したり、確認したりがしにくいバッグも多いので、止水ジップがバッグ側面に配置され、側面から荷物が取り出せるバッグだと、利便性がより高く、愛用しやすいです。
また、防水バッグに多いロールトップ型の場合、底まで距離があるので荷物が小分けにできるポケットが内部にある商品がオススメです。
おすすめの防水リュックブランドまとめ (1/3ページ)
STREAM TRAIL(ストリーム トレイル)
出典:Amazon
釣りやマリンスポーツ、水辺のアウトドアアクティビティーなどに最適な、完全防水のバッグを中心に展開する、タイ原産のライフスタイルブランドです。
テント生地などに使われる耐久性と防水性に優れたターポリン素材を使用し、縫製部分は高温で溶着することで、内部への水の侵入を防ぎ、荷物を守ってくれます。
ロゴのみのシンプルなデザインや、ワントーンのカラーリングも秀逸で、用途に応じて選べるバッグ容量やカラーバリエーションの豊富さも魅力の一つといえます。
インナーポケットがないため、荷物を小分けにするなどの工夫が必要ですが、防水性能への信頼性も抜群です。レジャーの前には、国内の路面店などに立ち寄り、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
参考価格:18,700円
ORTLIEB(オルトリーブ)
出典:Amazon
1982年に創業したドイツの鞄メーカー『ORTLIEB(オルトリーブ)』。
もともとサイクリストだった創業者ハートムート・オルトリーブ氏が、軽量で雨濡れや塵の侵入を防ぐ自転車用バッグを開発したのが始まりです。
上部がロールトップになったメッセンジャーバッグ「ヴェロシティ」は、現在多くのブランドがそのデザインを取り入れる完全防水・防塵バッグの定番になりました。
出典:Amazon
カラーリングのバリエーションも豊富なうえ、上部の防水TIZIP(タイジップ)、底角部のプロテクションカバーで、荷物をしっかりと保護します。バックパックにありがちな背中の蒸れは、パッドを採用し通気性を向上させるなど、細かな配慮が効いています。
マリンスポーツやトレッキング、その他レジャーのほか、シンプルなデザインなので通勤や通学にも最適です。
参考価格:13,960円
RAINS(レインズ)
出典:Amazon
2014年に日本上陸を果たし、セレクトショップや百貨店、LOFTなどの雑貨店でも取り扱われているデンマーク発祥のレインウェア(ポンチョや雨合羽)専門ブランドです。
防水・撥水加工のある同社定番のウレタンコーティングされたポリエステル生地を使用し、非常に滑らかな手触りと軽量性が特徴です。
内側・外側に水の侵入を防ぐ止水ジッパー付きのポケットを備え、財布やノートパソコン、スマートフォンなども保護。デザインもスポーツブランドやアウトドアブランドのようなカジュアルさがなく、ファッションを選ばずコーディネートできます。
容量は10リットル前半なので、どちらかといえばタウンユース向けです。
参考価格:14,300円
patagonia(パタゴニア)
出典:Amazon
南米大陸の中でも特に環境が厳しい、パタゴニア地方での環境に適した衣料品やアウトドア用品を展開するアメリカの老舗ブランド『patagonia(パタゴニア)』。
主にサーフィン、登山、トレッキング向けの商品を展開する同社のバッグは、耐久性や利便性に優れていますが、デイリーユースや水場でのアクティビティーなどに適したのがこちらの「ブラックホールパック」という定番防水バックパックです。
軽量で丈夫なリップストップポリエステルの表面に、TPU(サーモプラスチック・ポリウレタン)素材を薄くラミネートし耐久性を高め、さらにDWR(耐久性撥水)加工を施した全天候対応型のカジュアルな質感のバックパックです。
上部は蓋型なので、雨や塵の侵入を防ぎつつ、側面にジップがついているので荷物の出し入れもしやすいなど利便性に配慮。PC収納用のパッド入りスリーブも付属しているので、都心部でもレジャーでも使えます。
荷物容量や目的に応じて、いくつかのサイズ展開がされているのも特徴です。
参考価格:14,800円
FILSON(フィルソン)
出典:Amazon
アメリカ製にとことんこだわり、質の良いキャンバス地やレザー製のバッグを展開する老舗ブランド『FILSON(フィルソン)』。
防水バッグのイメージがあまりないですが、ビニールコーティングが施された耐水バッグは、定番的にリリースされています。
アウトドアシーンで最適な、雨や塵の侵入を防ぐロールトップ型で、止水ファスナーも装備。前面に配置されたロゴのみのシンプルなデザイン。被ることもほとんどないので、オススメです。
参考価格:
THE NORTH FACE(ザノースフェイス)
出典:Amazon
アウトドアブランド『THE NORTH FACE(ザノースフェイス)』の定番バックパックといえば、こちらの「FUSE BOX」。
摩擦や水濡れに強いTPE(熱可塑性エラストマー)という素材をポリエステルの生地にラミネートし、完全防水ではないものの、シティユースからアウトドアまでガシガシ使えます。
PC用のパッド付きスリーブ、荷物の整理をするための取り外しが可能なオーガナイザーを備え、利便性も高いほか、サイドストラップを絞ることで荷物容量に合わせてバッグのボリュームを抑えることも可能です。
カラーバリエーションも豊富です。
参考価格:19,800円
PIRARUCU(ピラルク)
出典:Amazon
雨合羽、作業着、ポンチョなどを製造する日本トップシェアのレインウェア製造メーカー『カジメイク』が展開するオンライン限定の完全防水バッグです。
リーズナブルな価格ながら取り外し可能なインナーポケットが付属し、防水バッグにありがちな余分な空気を抜いてくれるバルブ付きです。釣りやマリンスポーツシーンで支持されており、コストパフォーマンスが高い人気ブランドです。
参考価格:6,569円
Aer(エアー)
出典:Amazon
2014年にアメリカのサンフランシスコでスタートしたバッグブランド『Aer(エアー)』。
都会的なライフスタイルに合ったバッグづくりを行っており、外側にはシューズが収納可能なポケットを備えるほか、PCやタブレット端末を収納できるパット入りのポケットを収納するなど現代のライフスタイルに合ったバッグづくりを行っています。
外側の素材には撥水性・摩耗性に優れたデュポン社開発の軍用スペックのバリスティックナイロン、YKK製のジップは止水加工を施し、アウトドアシーンや日常での急な雨などにも対応しています。
丸みを帯びた独特のデザインも個性的な、ハイスペックのバックパックです。
参考価格:24,200円
NIXON(ニクソン)
出典:Amazon
アメリカを代表するライフスタイルブランドとして日本でも幅広い愛用者がいる定番ブランド『NIXON(ニクソン)』。
こちらの「LANDLOCK III」というモデルは本ブランドのスタンダードモデルで、タウンユースからアウトドアまで使える洗練されたデザインが特徴の定番バックパックです。バックパック前面と底面には、コーティングされた特殊素材を採用し、高い耐久性とやわらかさを両立しています。
カラーバリエーションの豊富さも特徴です。
参考価格:13,200円