高品質&おしゃれなスウェットパンツブランドをまとめてピックアップ
「ノームコア」、「アスレジャー」といったキーワードとともに、部屋着のイメージから脱却して、すっかりおしゃれ着として定着したメンズのスウェットパンツ。
レザージャケット、ダウンジャケット、そしてテーラードジャケットといった綺麗めなスタイルにスウェットパンツを合わせるのも、ここ数年で生まれた新しい着こなし方です。
ここでは高品質なスウェットパンツをリリースするブランドを中心に、ストリートブランドや新鋭ブランド、定番ブランドのスウェットパンツをまとめてご紹介します。これからスウェットパンツの購入の方は、ご自分のご年齢やご予算をイメージしながら、ぜひご参考にしてください。
良いスウェットパンツとは?試着時に試してみたいこと
Dolce & Gabbana スウェットパンツ – ブラック
デニムやドレスパンツと異なり、素材感や加工、シルエットで高いものとそうでないものの見分けが一見つきにくいのがスウェットパンツ。
その良し悪しを決めるのは主に「耐久性」と「伸縮性」です。
製法と生地によって変わってくる耐久性は、もちろん高いものの方が手間がかかっており、リーズナブルなものは2、3回洗濯をしただけで毛玉が発生し、質感がボロボロとしていきます。
重要なのが「伸縮性」で、スウェットは通常のパンツとは異なり柔らかく履きやすい一方、生地が非常に伸びやすく、日常の動作で特に膝回りが出っ張ってくるという避けられない問題が発生します。
特にスリムフィットの場合この特徴は顕著で、新しく買った状態では足にフィットしていてかっこよくても、商品によってはその状態を維持するのは難しく、この伸びを元に戻すために短時間の着用でも洗濯をし、生地の劣化が早くなるという悪循環に陥ります。
目当ての商品を購入するときはタイトフィットのものを試着し、試しに4、5回ほど屈伸運動をしてみましょう。これだけの動作で膝が伸びてしまうとなると、購入後に試着時のシルエットを維持するのは難しくなります。2万円くらいするスウェットの膝が出やすかったり、よりリーズナブルなものが意外に伸びにくかったり、といったことが結構あります。
スウェットパンツのメンズブランド21選
ここからはスウェットパンツの代表的なブランド、個性的なスウェットパンツをリリースするブランドをご紹介していきます。
Champion(チャンピオン)リバースウィーブ
出典:Amazon
「キングオブスウェット」と称される1919年誕生の『Champion(チャンピオン)』。
なかでも、洗濯時の縦と横の伸縮性を抑えるために生地を通常の縦から横向きに織り、着心地を向上させるためにリブを施した「リバースウィーブ」は、1930年代に同社が特許を取得してから今日まで愛される伝説的名品です。
洗濯を繰り返しても毛玉がつきにくく、使っていくごとにナチュラルな風合いになっていく長く愛用できるアイテムです。シーズンによって厚手・薄手、コラボ商品など、多彩なランナップが揃うのも魅力です。
John Elliott(ジョン エリオット)
John Elliott スリム スウェットパンツ – グレー
質感が高くシルエットが細身で綺麗なのに伸びにくい、それでいて軽量で動きやすいという、スウェットパンツに求めたいものが全て揃っているのが、アメリカのコレクションブランド『John Elliott(ジョン エリオット)』。
「服そのものが主張するべき」という哲学のもと、ロゴを一切使わないのもこだわりのひとつです。
スウェットパンツはタイトフィットで肌に吸い付くようなシルエットの、シンプルなデザインのものが中心です。
REIGNING CHAMP(レイニングチャンプ)
Reigning Champ テーパード トラックパンツ – グレー
2008年に設立されたカナダ発の高品質スウェットアイテムブランド『REIGNING CHAMP(レイニングチャンプ)』。
古き良きアメリカンカジュアルを彷彿とさせる、独特のかすれたような風合いが特徴です。すべての商品がカナダ国内の工場で生産され、この工場ではあのストリートブランド『SUPREME(シュプリーム)』のスウェットもOEMで手掛けていることで知られています。
肉厚で伸びにくい耐久性に優れた生地を使い、ボディにはブランドロゴがさりげなく施されているのが特徴です。日本国内ではセレクトショップ『ロン・ハーマン』等で取り扱いがあります。
JAMES PERSE(ジェームス パース)
出典:Farfetch
1994年にロサンゼルスでスタートし、上質素材でシンプルなウェアを作ることで瞬く間に世界的人気になった、ベーシックなカジュアルウェアブランド『JAMES PERSE(ジェームス パース)』。
ほど良くダメージ加工やウォッシュ加工が施されたスウェットパンツから、涼しげな印象のパイル地のタイプまで、シンプルなデザインのものが揃い、ロゴや余計なデザインを排除した作りも特徴です。シルエットは細身~ややゆとりのあるデザインです。
GRAMICCI(グラミチ)
出典:Amazon
世界的クライマーが設立したファッション性の高いパンツが日本国内でも人気の『GRAMICCI(グラミチ)』。
クライミングパンツのブランドとして始まったブランドだけに、ほど良く細身ながら、180度開脚可能で動きやすいガゼットクロッチの採用や、片手でフィット感を調整できる腰部分のウェービングベルトなど、機能面で他のブランドと差別化が図られているのも特徴です。
1枚は待っておきたい定番スウェットパンツ。
THE NORTH FACE(ザ ノースフェイス)
出典:Amazon
アウトドアブランドの定番である『THE NORTH FACE(ザ ノースフェイス)』のスウェットパンツ。
素材にポリエステルを混紡させることで速乾性を高め、夏は通気性を重視したクールマックス素材、冬場は裏地にフリースをあしらったタイプなど、機能性に優れたスウェットウェアが揃っています。
程よく細身のシルエットも現代的なデザインです。
SUPREME(シュプリーム)
ストリートウェアの定番として長きに渡りトップブランドとして君臨する『SUPREME(シュプリーム)』のスウェットパンツも、ファッション好きなら1枚は持っておきたいと思うアイテム。
コラボ商品をはじめ過去のアイテムもオークションサイトなどで豊富に揃うので、スウェット好きはチェックしてみてはいかがでしょうか。
OFF-WHITE(オフホワイト)
Off-White ストライプ トラックパンツ – ブラック
世界的アーティスト、カニエウエストのスタイルアドバイザーなどを経て自身のブランドをスタートした、ヴァージル・アブローによる人気ストリートブランド『OFF-WHITE(オフホワイト)』。
スウェットパンツはこのブランドの定番であるアローモチーフや縦ストライプなどがプリントされたものが中心で、一目でこのブランドとわかる作りから、ストリート界で特に人気のアイテムです。
生地はかなりしっかりとした作りですが、価格はデザイナーズブランドらしい設定になっています。
DIESEL(ディーゼル)
日本国内でも若者から大人まで幅広い層に支持されている『DIESEL(ディーゼル)』。
スウェットパンツは価格・質・デザインなど総合的にバランスが良く、チャンピオンなどド定番のブランドに次いで選びやすいです。生地はやや薄手のものが多く、シルエットは細身~スキニーに近いファッション性の高いパンツです。
MOSTLY HEARD RARELY SEEN(モストリー ハード レアリー シーン)
Mostly Heard Rarely Seen カラーブロックパンツ – グリーン
香港人デザイナーが手掛ける新鋭ファッションブランド『Mostly Heard Rarely Seen(モストリーハードレアリーシーン)』。
このブランドでは、アジア圏のブランドらしいディティールに細かなデザインが施されたウェアが揃い、スウェットパンツやラウンジウェアは代表的アイテムのひとつです。
やや高額ながら、非常に柔らかな素材を使用し、さりげない程度のサルエルシルエットなど、ストリートウェア寄りのスウェットパンツをリリースしています。