自意識過剰になってない?
こんなことを言ったらこう思われるだろう、噂になってしまう、気まずくなってしまう…etc誰しもネガティブに考えてしまうことはありがち。
でも、他人はそんなに他人のことを意識していないものです。噂話も、ツッコミも、それぞれの人たちのコミュニケーションの一環である以外、特に意味を持たないことが多かったりします。「人の噂も七十五日」という言葉がありますが、人間は忘れやすい生き物。その場がなんとなく気まずいからって、後々苦労するのは勿体なくないですか?
すぐに相手に同調するクセをやめる
村社会文化の根強い日本では、立場の強い人間や集団の意見に同調する傾向が強い。でも、組織はそれでいいのだろうか?同じような考え方をする人間が集まり、同じようなことをして、それで面白いものが出来るだろうか?自分で働いていても面白い?
真に出来る人間は自分と違うことを否定しないし、個性をまとめながら集団でいい方向へ導くことが出来る。でも、そんな管理職は少なかったりする。取引先やお客さんもそうではないか?同じようなことばかり言う人は印象に残らないし、その他大勢で終わってしまう。
他人に合わせることは必ずしも悪くはないかもしれないけど、「ただ同調しているだけ」になっていないか、立ち止まって考えてみよう。
交友関係を広げすぎない
人間は、長く一緒にいるだけで仲良くなれたりするもの。社会人になっても地元の交友関係が一番深かったり、逆に仕事場の人との付き合いがどんどん増えていったり…(嫌な意味ではなく)。人間関係は、付き合う時間がそれほど長くないと、社交辞令的な関係になりがち。お互い嫌な思いはさせたくないという意識が働く。混雑している訳でもないのに他人に近づく人はあまりいないだろう。それは人間は無意識のうちに他人をリスペクトをしているという説もある。例えものすごく暇だとして、週5日、1か月間違う人と飲むとして、20人。1年間で240人。年に1回飲むだけでリアルな友人関係になれる人はかなりまれ。フェイスブックの友達数を増やすより、身近な気の合う人と何度も飲みに行ってみよう。きっと本当に困ったとき、誰にも出来ない相談が出来る友人はかけがえのない存在のはずだ。そんな存在がいる人は他人との小さな衝突でクヨクヨしたりしない。
相手に借りを作る
取引先でも、仲良くなってみたい人でも、積極的に自分から借りを作りに行こう。ペンを借りるだけでも、みんなで飲み会をするのに場所を決めてもらうのでもいい。「お礼に…」という口実が作りやすいし、なにより感謝の気持ちを伝えることは相手にとっても自分にとっても心地が良いもの。嫌がられない程の小さなお願いをきっかけに、相手と仲良くなれる方法を探ってみる。
「どうしても譲れない部分」を考える
わがままや我を通したがる人はどこにでもいるが、大抵嫌われる。それがキャラクターとして受け入れられている人は、人徳が優っているか、周りに恵まれている。でも、自分にとって譲れないことは何か考えてみよう。それだけは我を通してもいいと思う。仕事、恋愛、家族、趣味…譲れない部分に関してスタンスをある程度固めることで、他人から支配されるような日常から脱出できる。それは心の余裕になったり、他人が尊重してくれるその人自身のキャラクターになったりする。
映画や、小説を読む
映画や小説に触れる時間は、他人の人生を追体験するようなもの。もちろんフィクションでもノンフィクションでもいい。感じたことを忘れないで想像力を働かせることで、人の気持ちもより深く理解しようとすることが出来る。「この人にはどんなストーリーがあるのかな」そんな疑問を仕事や日常で出会う人に持ってみよう。そして、質問してみる。より相手と仲良くなれるかも知れない。
ちょっと時間を置いてみる
若いビジネスパーソンは「わからない事は曖昧に答えず、結論を持ち帰れ」と教えられることも多い。結論を急がず、長い目で物事を見てみる。話が煮詰まってしまったり、関係が気まずくなった時も同様。クールダウンしてみると、案外すんなり話が進展したりする。「鉄は熱いうちに打て」ということわざもあるけれど、一回落ち着いて考えてみる時間を持つのは悪くない。
あなたの仕事と人生のヒントになれば幸いです。