その他大勢から抜け出すために
どんな仕事でも、自分のオリジナリティを加えることは重要です。会議の準備でも、簡単な雑用でも、自分なりに考えて、工夫や効率化を考えてみる。そうすることで、仕事は与えられるだけのものではなくなり、あなたの仕事になります。そうして感性や自分なりの物事への取り組み方を分かったうえで、やりたいことに近づいていく、もしくは見つけていけば、どんどん仕事や人生にのめり込んでいけるのではないでしょうか。
不得意な仕事を他の人にやってもらう
自分の専門分野ややりたい仕事だけで自由な働き方をしている人は、人に仕事をふるのがとても上手いです。たとえそれが他の人にとっていいことではなくても、「あの人だから…」「あの人にしか出来ない仕事だから」といった風に、受け入れられていることが多いです。(本音は別として)
何も専門分野について深い知識がなければいけない、といったことはありません。ちょっとした発想や、お客さんとのコミュニケーションなど、それぞれのメンバーに長所があるはずです。まわりをよく見て、きちんとお願いすること。そうして生まれた時間を、自分の得意分野をきっちりと活かせるように使っていくべきです。「自分は○○をしている」と、きっちり伝えることでイメージを作っていきましょう。
YESマンにならない
若いころは、とにかく与えられた仕事を黙々とこなしていくこと、がむしゃらにやることが求められていたりします。でも、何でもかんでも引き受けていいのでしょうか。もちろん、新しいことにチャレンジするのは大いにいいことですが、余計な仕事ばかりに気を取られていては、あなたの能力を生かす場がなくなり、あなた自身の可能性を狭めてしまう結果になるかも知れません。
常にデスクにメモ帳を用意し、汚くてもいいので、やらなければいけない仕事を上から書き出していきましょう。最優先事項から、今日やらなくてもいいことまで書いていくのです。そのうえで、キャパシティを超えそうならば、はっきりと伝える。結果的に納期や約束の時間に遅れてしまうことで信頼を失うのは、仕事を振った人ではありません。あなたなのです。
→慣れないうちは、申し訳なさそうな顔を作りましょう(笑)
メモ帳を常に持っておく
スマホでもいいのですが、どこでも手元に持てるタイプのメモ帳を常備しておきましょう。電車に乗っている間、寝る前など、仕事をはなれた時間に思いつくことをどんどんメモしていくのです。殴り書きでも構わないと思います。「やりたいこと」を中心に、仕事でも遊びでも関わらずメモしておきましょう。きっと何かのタイミングで生かされるはずですよ。
多数決や人の意見に頼らない
特に若いころは、自分のやりたいことをすべてやらせてもらえる環境にいるような人はなかなかいません。一人だけですべて解決できるような仕事はあまりないので、周りや上司の承認が大変重要なのは間違いないです。間違いないですが、みんなが賛成するようなアイデアは果たしていいものなのかを考えてみる必要があると思います。
例えば、東芝、SONY、富士通、多くの国内企業が携帯電話を出していた時代がありましたね。でも今はiphoneに代表されるスマートフォン時代で、その火付け役になったのはアップルです。ほとんど置き換えられてしまいましたね。スティーブ・ジョブズという、強烈な個に、世界のほとんどの携帯電話を作るメーカーは負けました。
これは、個人個人の仕事の中でも同じです。大多数の「いいいんじゃない」「それならやれそう」という意見は必ずしも面白いでしょうか。日常の小さなことから自分で考えて決めていく、という習慣が大事です。失敗もあるかもしれないですが、いつかあなたの判断がとても重要視されるようになるかも知れません。
→まずは、自分の考えを打ち明けてみること。否定されても、話が流れても、毎回続けていくのです。さりげなく言うだけでもいいのです。
「あなたが何か話す」という雰囲気作りから少しづつ作るのもいいですね。
あとで考えよう、考えていこうを辞める
人は変化を嫌う生き物です。脳科学的にも証明されており、「いつになっても変わらないなあ~」というのは、ある種当然のことです。思い立った時に、そのことについて深く考えをめぐらせてみる。いつもの習慣を捨てたり、ちっちゃい事からでもスタートしてみる。「あとで」をやめて、自分の思いを大事にして踏み込んでいけば、思わぬ方向に人生が進んで楽しくなったりするものです。「〇〇キャラ」なんてものは必要ありません。思ったときに、思ったことを言う、考える事が重要です。
如何でしょうか。他の人と同じことをするのが悪いことではないですし、我を押し通すことが必ずしもいい事ではありません。でも、自分の思いに正直になって、失敗してでもチャレンジ出来るようになるといいですね。