スキャナーダークリー
大ヒット小説を映像化した2006年公開の意欲作。
キアヌ・リーブス主演、薬物の常習者たちと社会の関わりを映像化しています。
現実と幻覚とを曖昧にする表現手段として、実写映像をトレースしてアニメ風に表現した映像が特徴。
他の映画にはない斬新な映像を楽しみたい方、ぜひ!
▼あらすじ
「物質D」とよばれる強力な麻薬の蔓延が社会問題化したアメリカ、アナハイム。
潜入捜査官フレッド、本名ボブ・アークター(キアヌ・リーブス)は、情報を掴むべく密売人と目される麻薬常習者たちと共同生活を営んでいたが、素顔を知らない上官から「密売人ボブ」すなわち自分自身の監視を命じられる。
レクイエム・フォー・ドリーム
ドキュメンタリータッチで、何気ない普通の一般人の人たちがドラッグ中毒により崩壊する様を描いた衝撃作。
心理描写がすばらしく、世界的に非常に評価の高い名作として有名ですね。
ストーリー的には少し地味な印象。
▼あらすじ
コニー・アイランドの寂れた海岸。古いアパートに住む孤独な未亡人サラは、ある日、大好きなTVのクイズ番組から出演依頼の電話を受け、ダイエットを決意する。一方その一人息子ハリーと恋人マリオンのもとに、友人のタイロンが麻薬密売の話を持ちかける。
クリスチーネ・F
1981年公開の実録手記に基づいた伝記映画。公開当時は超衝撃作として様々な議論を呼んだ。
荒んだ家庭と街で育つ、少女のどうしようもなく悲惨な生活が淡々と描かれている。ドキュメンタリータッチなのでストーリー性はやや希薄。好みが分かれるところです。
▼あらすじ
西ベルリン郊外グロピウスシュタットの女性、クリスチーネ・Fは、友人とともに麻薬に手を出し始めた。
徐々に麻薬への依存は抑えきれなくなっていく。やがて、フェルシェリノヴは14歳にしてベルリンのZoo駅付近で売春に手を染めることになる。ボーイフレンドのデトレフも男娼として体を売り始めた。
スモーキング・ハイ
麻薬常用者の珍道中を描いたコメディ映画。ひょうきんな登場人物のフザけたやりとりはハングオーバーシリーズを彷彿とさせる。
ダーティーで暗い作風が多いドラッグ映画の中でも手軽に楽しめる一作。
127時間などで主演をつとめたジェームズ・ブランコの演技も素晴らしい。
▼あらすじ
裁判所への召喚状を配達する“配達人”デール(セス・ローゲン)は、ある日知り合いの売人ソール(ジェームズ・フランコ)から極上の一品と称される“パイナップル・エクスプレス”を購入。そのさなか、麻薬で財を成したテッド(ゲイリー・コール)の屋敷で殺人事件を目撃してしまい、逃亡するハメに。どこか抜けたマリファナ中毒の二人は行く先々で騒動を巻き起こしていく。
バスケットボール・ダイアリーズ
若き日のレオナルド・ディカプリオ主演の名作学園映画。後戻りできない青春の危うさをドラッグに絡めて展開したストーリーが人気。
▼あらすじ
ミッション・スクールに通う4人の少年仲間は、クラスの問題児たち。制服を着くずし、シンナーを吸い、ちょっとした盗みを働いて虚勢を張っても、彼らはバスケットボールに夢中の他愛のない不良少年に過ぎなかった。
しかし、凶暴な街マンハッタンでの経験が彼らを次第に蝕み、やがてストリートキッズとして、引き返せない道へと踏み出していく……。
ヒューマン・トラフィック
イギリスの若者の週末のドラッグ&夜遊びを描いた青春映画。「何もないぼくらが、何にでもなれる時間」のキャッチコピーが印象的。
ハチャメチャに遊びまわるさまと、映像表現が特徴的。同名の人身売買をテーマにした映画がありますが関係ありません。
▼あらすじ
ジーンズ・ショップで働くナイーブな青年ジップの悩みは尽きない。元恋人は彼の店に現われ、いまの彼を見せびらかし、娼婦をしている母親は家に男を連れ込んでくる。さらに、自分はドラッグのやり過ぎでインポになってしまったみたいだ……。
映画選びの参考になれば幸いです。