今年の秋冬~2016年春夏のメンズトレンドアイテムを一挙にご紹介。
印象としては2014年からジワジワ広がっていたものに火が付き、一般に広がってきた感があります。
雑誌掲載&都心部での着用率などから独自にピックアップしてみました。まだまだ人気が継続しそうなものばかりです。
MA-1
ファストファッションからラグジュアリーブランドまで、数多くのブランドでリリースされたMA-1は雑誌掲載&特集も非常に多く一気にトレンドアイテムに。
特にアルファ、アヴィレックスなど老舗のフライトジャケットメーカーに注目が集まったように思います。
元々はレディース人気→メンズにも飛び火したトレンド。クリーンでシンプルなファッションが好まれる中、ニットやカットソーと合わせてシンプルに着こなす人が多いですね。
チェスターフィールドコート
着ている人を見かけない事がない程非常に勢いがあるのがチェスターフィールドコート。
元々は英国の伯爵チェスターフィールドが初めて着用したのが由来、という説が濃厚。
ハイネックを始めとしたニットやパーカー、スニーカーとのコーディネート率が高い。インナーダウンなどアウター選びが自由になるトップスも数多くリリースされた事で真冬の着用率も更に高まりそうです。
「ミドルゲージ」のニット、ハイネック
「ゲージ」とはニットの編み目が粗いか密かを示すもので、密度が濃いと編み目は見えにくくなります。
ローゲージはかわいい印象に、ハイゲージはビジネスにも使えるクールな印象を与えます。
▼ローゲージ
▼ハイゲージ
現在は程よくカジュアル感のあるミドルゲージに人気が集中しています。
ダブルのライダーズジャケット
元々定番と言えば定番ですが、多くのブランドから新製品がリリースされているアイテムがダブルのライダーズ。
特にサンローランの過去のコレクションのように「きれいめに着こなす」トレンドがヒートアップ。腰ベルトの排除やジップの色がレザー本体と同色の「クリーン」な印象のアイテムに人気が集まっている傾向を感じますね。
スカジャン
MA-1に代表される「襟がないアウター」の進化系として、根強いファンを待つスカジャンが今後一定の広がりを見せそうです。
2016年のメンズコレクションでは多くのブランドから新型のスカジャンがリリース。写真はクリスチャン・ダダのもの。今シーズンはヴァンキッシュから発売された「渋谷スカジャン」が人気を呼びました。
派手すぎないプリントやカラーリングの商品が続々登場すれば本格的なトレンドになるかも知れないですね。
Gジャン
アメカジ、ウエスタン、フォークロアな着こなしがジワジワ来ている中でGジャン人気も顕著でした。
今シーズンはコートやアウターの下にGジャンを重ねるスタイリングも多くのショップで提案されていましたね。最近のものはストレッチ入りが主流で、昔のゴワゴワして着づらいGジャンのイメージも払しょくされつつあります。
ステンカラーコート
こちらもシンプルな装いが好まれるトレンドを反映しているかと思いますが、スーツやジャケットに合わせるコートはトレンチよりステンカラーが現在は主流。
極力装飾を避ける事で着こなしに馴染みやすく、キメキメになりすぎないのが魅力ですね。
スニーカー
昨年から大量に広告費を投入している事がわかるニューバランスやリーボックのスニーカーに注目度が集中。ラグジュアリーブランドからもこれまで展開のなかったスニーカーラインが続々登場しています。
スニーカー自体は永遠の定番ですが、これまでブーツやレザーシューズを合わせていた着こなしにスニーカーを合わせるトレンドが見受けられますね。
ライフスタイル&コンフォート重視の趣向ともマッチしており今後も人気は継続していきそうです!
「定番でない」スニーカーも要チェックですね。
リラックス感のある服
ガウンやポンチョ、パジャマ風アイテム、太めのパンツなど、リラックス感を味わえるファッションアイテムを提案するブランドも多く、注目を浴びています。中でも人気だったのはジョガーパンツでしょうか。
オーバーすぎるサイズ感やだらしない恰好は難しいため、あくまで「ちょっとゆるい服」がキーワードになりそうです。
ブルーデニム(ダメージ)
ダメージ入りのブルーデニムの着こなしをよく見かけますが、今後もブームは継続するでしょうか。
サンローランからリリースされた膝にダメージの入ったもの、バルマンのようなバイカータイプのデニムも多くのブランドからリリースを確認出来ます。
ブラックだとロックミュージシャンっぽくなるのでブルーの方がより自然ですね。
ファッションブランド間のコラボレーション
バルマンとH&Mのコラボレーション、ユニクロ×ルメール、ナイキ×サカイ、アディダス×カラーなど今年も様々なコラボレーションが話題を呼びました。
特にマス層にリーチさせる「ハイブランド×ファストファッション」のコラボは話題性も抜群で、今後も驚くようなコラボレーションに期待したいところです。