2016年10月にパリで行われるモータショーに先駆け、フランスの自動車会社CITROEN(シトロエン)が新たなコンセプトカーを発表しました。
これまでのCITROEN(シトロエン)と言えばC3、C4といったモデルに代表されるコンパクトな自動車が中心のラインナップでしたが、新たに作るのは「ラージサイズのサルーン」。更にハイブリッドです。
『CXperience』と名付けられたこちらの新型自動車は、丸みを帯びた独特のフォルムと大胆なインテリアデザイン、そしてオーディオシステムに新たな機能が加わっているようです。4座を備える充実の室内空間を備え、位置づけはステーションワゴンですね。
リアビューはBMWのi8やプジョーのRCZを彷彿とさせるスポーティーなデザイン。ルーフからリアにかけて大きなガラスが使われており、開放感のあるドライブ体験のほか、後方視界もよりクリアなものになっていそうです。
注目すべきはインテリア。ウッドトリムと蛍光イエローのカラーリングの組み合わせに、ボタン類を極力排除することで近未来感が演出されています。
更に4座あるシートそれぞれにスピーカーとマイクが独立して付属しており、それぞれの座席で別々の音楽を流したり、前列と後列の会話もマイクが拾うことでスムーズに行えるようです。音好きのための車ってことで期待していいのか、車内空間で別々の音が流れてガチャガチャにならないのか、一度ぜひ試してみたいところ。
素材面での革新もあるのか、ドア間のピラーは排除され、このように観音開きで乗降もしやすく目立ちそう。
こちらの『CXperience』、約200馬力の8速オートマチックエンジンに加えて80kWの電気モーターを備えるハイブリッド車として開発されています。200馬力だとトヨタの86くらいですから、お値段の方も一般的に購入するのに現実的なものとなりそう。
日本国内のモーターショーでもいち早く公開されるのが楽しみな『CXperience』、なかなか面白そうなクルマです。
via:citroen.com