手軽に作れるビールカクテル!
出典:Relish
通常のカクテルのように材料を色々と揃える必要がなく、コンビニなどで購入したビール+αで様々な味わいが楽しめる手軽なビールベース・カクテル。
特に普段ビールを飲む方にとってはひと手間加えるだけでなんとなく優雅で、ゆったりとした時間を過ごしているような気持になれるのでオススメです。映画やニュースでも見ながらゆっくりと1日を締めくくりたいですね。
レベル(アルコール度数や作りやすさなど)別にご紹介していくので、上から順にお試しになってみてはいかがでしょう。
※好みによりますが、発泡酒や第3のビールだと風味が出ずあまり美味しく作れません。
ビールカクテル:初級編
シャンディ・ガフ
出典:フォト蔵
多くのバーや居酒屋などでも頼むことができる、ド定番のビールベースカクテル。ビールにジンジャー・エールを加えるだけで作ることができるので、とてもお手軽です。
ビール特有のホップの苦味をジンジャー・エールが和らげ、同時に生姜のピリッとした風味が美味しい。
味わいは使用するビールやジンジャーエールによって異なりますが、エビスなどの苦みがやや強いものとウィルキンソンの辛いジンジャーエールを加えるとキリッとした味わいの中にコクが出てより美味しく感じられます。
↑この辛口ジンジャーはペットボトルより瓶タイプがオススメ。味が全然違います。
■材料・作り方:【ビール1/2】【ジンジャーエール1/2】を軽くかき混ぜるだけ。
レッド・アイ
こちらも多くのバーでメニューとして採用されているビールとトマトジュースを加えた定番ビールカクテル。
文字通り赤色のカクテルで細長いグラスで提供されることが多い。このまま飲んでも美味しいですが、スライスしたレモンやセロリ添えられることもあります。
味がちょっとハッキリしないなと感じる方は、コショウを少し入れると引き締まるように感じられるかも。
タバスコを入れるなんて手もありますが、この辺りもお好みですね。
■材料・作り方:【ビール1/2】【トマト・ジュース1/2】
トマトジュースをグラスに注ぎ、次いでビールを注ぎ、軽く混ぜます。トマトジュースの分量がやや多いほうがおいしく感じられるかもしれません。
ディーゼル
出典:https://www.dee-okinawa.com/
こちらはビールとコーラをハーフ&ハーフで組み合わせて作るお手軽カクテル。ビールはスタウト系のものがオススメ。コーラはダイエットコークやペプシコーラだとやや微妙な味わいになる。
仕上げにスライスしたレモンを加えると風味が増してより美味しくなります。
■材料・作り方:【ビール1/2】【コーラ1/2】
軽く混ぜ、お好みによりスライスレモンを
ビター・オレンジ
出典:日本ビール株式会社
ビールとオレンジジュースの苦みとほのかな甘みがマッチしたお手軽カクテル。材料をよく冷やしておき、軽くかきまぜるだけで完成。
オレンジジュースは果汁100%タイプなどの苦みや酸味が強いもののほうが美味しく作れますし、オランジーナを入れてより炭酸感を強めてもGOODです。
■材料・作り方:【ビール1/2】【オレンジジュース1/2】
好みに応じてオレンジのスライスを添えるのも〇。
パナシェ
パナシェはフランス語で、「混ぜ合わせ」を意味します。ビールと透明なレモン炭酸飲料(レモネード)を混ぜるだけ。
レモンの酸味がビールとよく合う、爽やかで失敗のないカクテル。
■材料・作り方:【ビール1/2】【レモン系サイダー1/2】
グラスにビールを注ぎ、レモン系サイダーを注いだら軽くステアしてください。
ビールカクテル:中級編
エッグビール
読んで字のごとく、ビールに卵黄を入れてかき混ぜた、ビールの刺激をやわらげまったりとした味わいを楽しむカクテル。風邪の時に気付けとして飲む人もいるらしい(笑)卵白は使わず、ガムシロップでやや甘みを加えるのが一般的な作り方。
■材料・作り方:
【ビール(350ml)】、【卵(卵黄だけ)1個】、【ガムシロップ(お好みで1個)】
卵黄とガムシロップを先にグラスに入れてよく混ぜてから、ビールを注ぐ。
ブラック・ベルベット
出典:サントリー
日本ではそれほど馴染みがないが、ヨーロッパでは19世紀末から広く飲まれていたと言われる伝統的なビアカクテル。
強いコクとのど越しが味わえる大人の味の秘密は、アイルランド産などのスタウトビール(黒ビール)とシャンパン(スパークリング・ワイン)の組み合わせから生まれたもの。
■材料・作り方:【黒ビール1/2】【シャンパン1/2】
かき混ぜず、左右から同時に注ぎ作られることが多い。
ドッグ・ノーズ
出典:サムライ茶人
アルコール度数の高く辛口な大人のカクテル。映画鑑賞や読書とともにゆっくりと味わいたい。
ビールはギネス(黒ビール)で作るのが一般的。
■材料・作り方:【ビール2/3】【ジン1/3】
まずジンを先に入れてからビールを入れて軽ーくかき混ぜる。好みに応じてスーパーなどに売っているナツメグを加える。
ジンは汎用性が高いので持っておきたいですね。
ミント・ビア
出典:アサヒビール
よく冷やしたビールにミントのリキュールを少量混ぜ合わせた、渋い味わいの通なカクテル(写真右から2番目)。緑色のちょっと変わった見た目と独特の味わいが新しい。リキュールを入れすぎると味がキツくなるので要注意。
■材料・作り方:【ビール 350ml~500ml】【ミントリキュール 15ml】
ビールをグラスに注ぎ、ミントリキュールを加えて軽くかき混ぜる。
ミントリキュールで作るグラス・ホッパーというカクテルも非常に美味しいので、そちらもあわせてぜひ!
ブラック・アンド・ホワイト
出典:雪印
ギネスビール(黒ビール)を牛乳で割り、ガムシロップでやや甘みをつけた簡単に作れるデザートカクテル。
カルーアミルクよりもリキュール感が薄く、ビールが好きな人にとっては意外性も楽しめるのがこれ。
■材料・作り方:【黒ビール2:牛乳1】ガムシロップ1個
牛乳を先に注ぎ、ビールを投入。優しく注ぐと色のコントラストも楽しめる。最後にガムシロップを注ぎ軽くかき混ぜる。
ラズベリー・スネークバイト
出典:日本ビール株式会社
ベルギーが主な生産地として知られる、ビールに果汁をブレンドして作られるフルーツビール。なかでもラズベリーを配合したビールは単体でも美味しいですが、より高濃度な果実の味わいを楽しめるのがこちらのビール。
ラズベリー系のビールは品ぞろえのよい酒店や一部ドン・キホーテなどでも販売されています。
■材料・作り方:【ラズベリー(フランボワーズ)ビール 375ml】【クレーム・ド・カシス 30ml】氷を入れたグラスにクレームドカシスを加えて冷たくなるまで混ぜ、ビールを注ぐ。
ビールカクテル:上級編
セルベッサ・ニコラ
出典:日本ビール株式会社
カクテルなどに使われる「カンパリ」とサントリーから出ている「スカイウォッカ」にラガービールを混ぜて作る、度数がやや高めのフレッシュなビールカクテル。
氷をグラスに敷き詰め、キンキンに冷やして飲むのが美味しくなるポイント。
■材料・作り方:【カンパリ1/2、スカイウォッカ1/2】【ラガービール】
氷を敷き詰めたグラスにカンパリとウォッカを合わせて半分量入れ、冷たくなるまでかき混ぜる。そのあとビールを注ぐと完成。
モナコ
出典:EATWORKS
鮮やかな赤い色がレッド・アイとはまた違った美しさのあるカクテル、モナコ(ネーミングはフランスの地名から)。
エールビール(バスペールエールやよなよなエールなど、柑橘系の風味のするもの)を使い、カクテル用のシロップ「グレナデン」で着色し、レモネードを混ぜることで甘みと爽やかさのバランスがとれたおすすめのカクテル。
■材料・作り方:【エール・ビール2/3】 【レモネード1/3】【グレナデン・シロップ 少々】
材料はいずれも冷やしておく。順に注いで軽く混ぜるだけ。
※エール・ビールです。
→グレナデン・シロップはかなり多くのカクテルで用いられるので、自宅カクテルに興味のある方は是非。
ボイラー・メーカー
出典:たのしいお酒.jp
アメリカでボイラー建設の現場で働いていた作業員が、一気飲みをして、飲みかけの缶ビールの缶の中にバーボンを入れて飲んだことが始まりとされている、アルコール度数が高い酔いたい人のためのカクテル。
作り方は非常に単純なので、お酒に自身のあるかたはぜひ。ビールはスタウト系がオススメ。
■材料・作り方:【ビール2/3】、【バーボンウイスキー1/3】
タンブラーに注ぎ軽く混ぜるか、バーボンだけショットグラスに注ぎ、グラスをビールに沈めて飲み干す。
アペロール・ミスト
出典:日本ビール株式会社
数種類のオレンジやハーブをブレンドしたイタリアの伝統的なリキュール、「アペロール」を使った爽やかなビアカクテル。爽やかな味わいが春夏の天気のいい日を盛り上げてくれる。
ビールは同じくオレンジピールを使った「ヒューガルデン」などフルーティーなものが相性よし。
■材料・作り方:【ヒューガルデン375ml】【アペロール30ml】【レモンジュース30ml】
ビール以外を氷を敷き詰めたグラスに注ぎ、かき混ぜて冷やした後にビールを注ぐ。
ダブリン・アイスコーヒー
出典:Pinterest
コーヒーを使ったビターな甘味が特徴の、アイルランドをイメージしたビア・デザートカクテル。材料が多くやや手間がかかりますが、ちょっと贅沢な気分に浸ることができるおすすめのカクテルです。
■材料・作り方:【スタウト(黒ビール)60ml】【アイスコーヒー60ml】【アイリッシュウイスキー45ml】【ガムシロップ1カップ弱】【生クリーム15ml】【シナモン、コーヒーゼリーをお好みで】
ハイボール用などのグラスにコーヒー、ビール、ウイスキー、ガムシロップを入れて混ぜ、氷を入れてグラスを満たす。上からクリームを静かに入れると写真のように綺麗に混ざり合っていきます。
お好みでコーヒーゼリーやシナモンなども加えてみましょう。