キャップやハットを若者~大人向けまで網羅的にご紹介
季節の変わり目になると新しい洋服とともに、アクセサリーや帽子などの小物もチェックしたくなるもの。特にヘアースタイルを気にせず身に着けることができるハットや帽子は、自分の顔型や着こなしにあった使い勝手のいいものを1つは持っておきたい。
本記事では帽子の種類や基礎的に押さえておきたいこと、チェックしたいブランドまで網羅的にまとめているので、これから新しい商品をお探しの方はぜひご参考に。
帽子を買うならここ!定番ECショップ
まずは帽子を買ううえでチェックしたいオンラインストアをご紹介。まずはネットで確認して大体のイメージを掴み、店頭に足を運んでみる方が多いでしょうか。店舗なら全国展開している代表的なヘッドウェアショップ、CA4LAとoverrideをまずはチェック。キャップならサイズ調整できる商品が多いですが、ハットは微妙なサイズ感や商品ごとに若干の個体差がある場合もあるので、特に試着してからの購入がオススメです。
AmazonFashion ノーブランド品からレアものまで揃うご存じAmazon
ZOZOTOWN 国内ブランドを中心にリーズナブルな商品の豊富さは随一
CA4LA 全国各地に店舗を構える有名帽子チェーン。オリジナル商品が強み
override CA4LAと双璧をなす全国展開の帽子店。コラボ商品が多彩
銀座トラヤ帽子店 国内有数の帽子店。対象年齢は高め
京都トミヤ帽子店 関西地域の有名帽子店。飛行帽やレアなブランド&モデルも
HAT SHOP NISHIKAWA 明治43年(1910年)創業の老舗帽子店。名門ブランドから手軽なものまで
時谷堂百貨 世界各国の高級帽子が豊富に揃う人気店
FARFETCH 海外ハイブランドのキャップ・ハットが豊富に揃うトレンド系ECサイト
NUBIAN 感度の高い最新ストリートウェアを展開するECサイト
⇒購入した帽子のお手入れ方法などは下記サイトが詳しい
帽子の種類
代表的な帽子の種類と特徴をご紹介。ここにある種類以外も徹底的に知りたい!という方はこちらのデータベースやこちらのサイトが参考になります。
ベースボールキャップ
DEUS EX MACHINA ¥4,320
キャップや帽子と聞いて最初にイメージするのはやはりベースボールキャップでしょう。ウールやコットン素材のものが中心で、夏場はボディ半分がメッシュになったものが主流。基本的に合わせる服や顔型を選ばず着用できるので、ブラックかグレー、ネイビーのものを1つ持っておけば何かと重宝するはずです。
丸顔の方はやや浅めに被れるものを、顔が大きくてなかなか帽子が似合わない…とお悩みの方は上部がフラットな形状のワークキャップや、ツバが広めのものがオススメ。
最近人気なのはやや浅めの、デザインがロゴ程度の装飾が少ないタイプ。さらにアジャスター部分が紐のように長く伸びた商品も登場しています。
ハイブランドもキャップなら取り入れやすい。
OFF-WHITE ¥18,360 GIVENCHY ¥46,000
KENZO ¥21,000 STONE ISLAND ¥15,000
■キャップの人気ブランド
SUPREME、NEWERA、STUSSY、HUF、adidas、NIKE、DEUS EX MACHINA、Saturdays NYC、PALACE、WTAPS、BALENCIAGAなど
バケットハット
NEW ERA ¥7,020
スケーターファッションやヒップホップの人気が若者を中心に拡大していることで最近人気なのがバケットハット。これはバケツをひっくり返したような見た目から来ており、キャップや通常のハットと違い素材が柔らかく、360度ツバがあるため日差しよけにも役立ち、アウトドアでも重宝します。
目元が隠れるように被ることも多く、ファッション全体がこれ1つでかなりカジュアルな印象になります。
サファリハット
Bello ¥5,292
主にアウトドアや探検、狩猟などのために生まれたのがサファリハットです。バケットハットと似ていますがサファリハットのほうがツバが長く作られていることが多いため日差しよけ効果が高く、商品によっては水濡れに強いゴアテックス素材で出来たものもあります。
あご紐がありアクティビティ時にも落とさないよう配慮されています。
ワークキャップ
NEW ERA ¥5,400
通常のキャップのように前にのみツバがつき、トップがフラットな形状で、やや浅めに作られているのがワークキャップ。
こちらもカジュアル感が強くでるため通常のキャップほど汎用性はないものの、ミリタリーやアメリカンカジュアルが好きな、ちょっと無骨なファッションを好む人に合う帽子です。
帽子自体に高さがなくツバがやや大きめに作られたものが多いので、通常のキャップがどこか似合わない…と感じる面長や四角顔、顔の大きさにお悩みの方にもオススメ。
中折れハット
HELEN KAMINSKI ¥28,080
ハットの基本となるのが中央に折り込みが入った「中折れハット」。細かなデザインやツバの広さによってかなり名称が細かく分かれており複雑ですが、基本的にはファッションを選ばず着用できる万能選手。
丸顔、あごにかけて細くなる逆三角顔の方はツバが狭めのもの、四角い顔の方や顔の面積が大きな方はツバが広めのものを選ぶと似合いやすいです。
ボーラーハット
FRED PERRY ¥11,880
頭頂部が丸みを帯びたデザインのハットをボーラーハットと呼びます。通常のハットよりもどちらかといえば可愛らしい印象を与えられ、着こなしはモノトーンやドレス寄りのファッションのほうがよくマッチします。
より汎用性が高いのは中折れハットですが、小顔、丸顔の方がメガネと一緒にコーディネートするとオシャレ感が引き立ちます。
ポークパイハット
NEW YORK HAT ¥7,560
頂上部分がフラットにデザインされており、その周りに溝があるハットをポークパイハットと呼びます。19世紀ごろからイギリスの紳士に親しまれ、その後も多くの人に愛用され親しまれてきたハットの代表的なデザインの一つです。
通常のハットよりもやや浅めに作られている商品が多いのが特徴で、比較的顔の形を選ばずに着用できます。
チロリアンハット
チロリアンハットとは、後ろ側のツバが折れて上を向き、前側が通常のハットのように平らなデザインのハットのことです。
クラウンの周囲は通常リボンがついていますが、チロリアンはロープが巻かれたようなデザインになっており、鳥の羽飾りが施されているものが多いのが特徴です。
ツバも狭いデザインのものが多く、チェックシャツやマウンテンパーカーなど比較的カジュアルな装いにマッチします。
ロングブリムハット
KIJIMA TAKAYUKI ¥28,080
帽子のツバ(ブリム)が広くデザインされたハットをロングブリムハットと呼びます。ツバが広いことで小顔効果が生まれ、帽子そのものがアクセントとして機能することでシンプルなファッションが好まれ始めた2014年頃から街中で多く見かけるようになりました。
帽子自体の主張が強いためあまり他の部分でポイントを作らないシンプルな着こなしの方が馴染みやすく、オシャレな印象になります。
マウンテンハット
頂上部が通常のハットより高く、クラウン部分がゴツゴツとランダムに凹凸したハットをマウンテンハットと呼びます。
このタイプのハットはアーティスティックな雰囲気もあり、近年ではファッショニスタとしても人気のアメリカ人アーティスト、ファレル・ウィリアムスが愛用していることでも知られています。ボリューム感のある帽子のため面長や四角顔の人は似合いづらく、あごのラインがシャープな逆三角顔にマッチします。
パナマハット
SANFRANCISCO HAT ¥15,984
夏用の帽子として親しまれている南米及び中米、カリブ海地区などで採れるパナマソウの葉を紐状にし編み込まれて作られるハットのこと。あくまで名称は葉の名前から取られたもので、パナマが発祥のハットという事ではなく、高級品はエクアドル産がスタンダードで、「モンテクリスティ」という土地で作られたものが最高級品で
よい商品ほど柔らかいものが多く、形状を保ちながら折りたためるものもあります。似せて作られた安物の場合、樹脂が塗られ固く、脆く耐久性がないものもあるので要注意。
カンカン帽
田中帽子店 ¥11,880
西洋発祥の帽子のひとつで、頂上部分が平らに作られた麦わら帽子の一種のこと。戦前は日本でも男性の正装として用いられていましたが、現在は女性のカジュアルファッションで取り入れられることが多い帽子になっています。
浅めに作られているので面長顔や顔の大きい人にもよく似合う。
ハンチング
KANGOL ¥7,776
イギリスで狩猟用の帽子として用いられ、ウール、コーデュロイ、コットンなど様々な素材で作れるようになったことから広まっていった楕円形の浅い作りの帽子のこと。特徴的なデザインから敬遠されがちなものの意外と顔型を選ばずに着用でき、フィット感が高い実用的な帽子のひとつ。
被り方としてはすぼまった方を正面にするとややオジサンっぽくなるので、ふくらみのあるほうを正面にするか、横向きに被るとオシャレな印象になります。
イギリスのKANGOL(カンゴール)社のものが有名で、定期的にファッションブランドともコラボレーションなどを行っています。
ベレー帽
CLUCT ¥10,584
スペイン・フランスの国境付近のバスク地方がルーツといわれているベレー帽はハンチングと比べ円に近い丸さで傾斜がゆるやかなかつ、縁のないデザインが特徴。チェ・ゲバラや昔の軍人のイメージが強く一見難しい帽子ですが、比較的顔の形を選ばず万人が似合いやすい実用性があります。
BUENA VISTA ¥12,960
フラットなフォルムで上部にポッチがついたベレー帽は「バスク帽」とも呼ばれます。こちらは芸術家や画家のイメージが強いですね。
キャスケット
NEW YORK HAT ¥6,804
ハンチングの一種で、頭頂部が膨らんだような丸みを帯びたボリュームのある帽子のことをキャスケットと呼びます。アメリカの新聞売りの少年がよく被っていたことから「ニュースボーイキャップ」という名称で売られていることもあります。
ツイードジャケットやGジャンなど、ワーク感のアウターと相性がいいです。
フライトキャップ
Wigens ¥20,520
バイクや飛行機の操縦、ウィンタースポーツ、冬場のアクティビティなどでも利用される耳あて付きの帽子のことです。
主に秋冬に着用する帽子で裏地がファーになった商品が多いのが特徴です。リーズナブルな商品はファー部分がポリエステルやアクリルなどで作られ、高級品はウサギ、ミンク、ラクーンなどの毛皮が使われ値段も通常の帽子よりかなり高額になります。
写真の帽子は「帽子業界のロールスロイス」と表現されることもあるスウェーデンのWigens(ヴィゲーンズ)というブランドのもの。リアルファーを使った商品はこちらのサイトなどが品ぞろえが良く、秋冬はCA4LAなど全国展開の帽子店でも2型ほど展開されます。2017年秋冬ごろからブームになりそうな帽子のデザインです。
ニット帽
Paul Smith ¥15,120
その名の通りニット素材で作られた帽子のこと。顔や頭の形がモロに出るため似合う似合わないが分かれる帽子でもありますが、トップにボリュームのあるタイプやボンボン付きなどもあるので、いろいろと被ってみると自分に合ったものが見つかるはずです。
中でもツバ付きのニット帽は比較的人を選ばず着用できます。
最近では被り口を一度余計に折り返し、かなり浅めに被る身に着け方を見かけるようになりました。
帽子ブランドのまとめ
ここからは最近の人気どころや個性的な帽子をリリースする一度はチェックしたい帽子ブランドをまとめています。
CA4LA(カシラ)
1997年に帽子のセレクトショップとして原宿にオープンしたのが始まりの国内有数の帽子チェーン店。大人から子供まで万人に合う様々なデザインの帽子が揃い、同じく老舗のoverrideとともに2店舗見ればたいていの種類の帽子はフィッティングすることができます。
セレクトが主流でしたが近年は10人のデザイナーによるオリジナルデザインの帽子が数多く取り扱われています。価格とデザイン、質のバランスはほどほどと言ったところ。
NEW ERA(ニューエラ)
1920年創業とかなり長い歴史を持つヘッドウェアブランド。メジャーリーグベースボールの公式キャップであり、ベースボールキャップを中心にストリート寄りのキャップを幅広く展開。
一方でアニメ、映画、ファッションブランドなど多方面とのコラボレーションも定期的に展開しています。ツバのシールは「俺新品買えるんだぜ」という意味合いであえて取らない文化が今日まで続いているようです。
kijima takayuki(キジマタカユキ)
国内帽子ブランドNO.1と言っても過言ではないのが、kijima takayuki(キジマタカユキ)というブランド。
もともと1995年に創業したcoeur(クール)というブランドから独立し、coeur(クール)は女性向け、kijima takayuki(キジマタカユキ)は女性向けも展開しつつメンズを中心に展開しています。
余計なデザインやロゴがなく、ファッションを邪魔しない、あくまでシンプルかつクオリティ重視の帽子が洋服好きを中心に支持されています。価格も高すぎないので、ワンランク上の帽子を着こなしに取り入れたい人はぜひ。旗艦店は東京・代官山のみとなりますが、セレクトは全国各地で展開されています。
ペーパーブレードハット 20,000YEN
ツイルキャップ 10,000YEN
この他、秋冬はスエード素材のキャップなんかもクオリティが高くてオススメです。至極シンプルで質のいいものとなるとファーストチョイスのブランドだと思います。
NEW YORK HAT(ニューヨークハット)
1982年にニューヨークで立ち上がった世界的な帽子ブランド。もともと帽子工場で働き、販売代理店でバイヤーとして活躍した方が設立しただけあり、実用的でシンプルなデザインの帽子が揃います。
常時40型前後の帽子がラインナップされており、5千円~1万円前後のリーズナブルな価格設定も魅力です。特に自分に合う形のハットを探したい方にオススメ。
KANGOL(カンゴール)
1937年英国創業の老舗帽子専業メーカー。カンガルーのロゴのワンポイントが施されたベレー帽、ハンチングが最も有名。創業当時は質の高いカシミアやアンゴラ、ラムウールなどの素材遣いが人気を呼び、故ダイアナ元皇太子妃やハイウッドスターなど数多くのセレブが愛用してきました。現在は竹繊維やアクリルなどを使い、5千円前後で20種類以上の豊富なカラーバリエーションの帽子を展開中です。
MANIERA(マニエラ)
2006年にスタートし、KIJIMA TAKAYUKI(キジマタカユキ)とともに国内を代表する帽子メーカーのひとつ。日本人の顔型や頭の形に合った小顔効果のあるヘッドウェアが人気です。
LINEN MESH CELEB CAP ¥10,800
形状記憶加工が施され、小さく折りたたむことができる「FOLDABLE」シリーズや、立体的なデザインの「3D BEANIE」など帽子界の名作が数多くラインナップされています。
FOLDABLE FELT SOFT HAT ¥19,440
田中帽子店(タナカボウシテン)
麦わら帽子といえば埼玉県春日部市で日本人による日本人のための帽子を作る老舗・田中帽子店は外せません。
2枚重ねになった2重縫いのツバや、大麦の茎をしっかりと編んだ立体感があり耐久性にも優れる麦わら帽子は明治十三年の創業から一時期は正装にも用いられるなど国民的帽子として親しまれてきました。
夏はショートパンツやシャツとコーディネートしたいですね。
参考価格:11,880円
YOSHINORI KOTAKE(ヨシノリ コタケ)
2005年にスタートしたアメリカンテイスト、ストリートテイストのキャップを専門でリリースする帽子ブランド。
あえて汚したような加工やダメージ加工が目を惹くセレクトショップなどの取り扱い定番アイテム。
サーフ系やアメカジ系テイストなファッションが好きな30代以降の世代を中心にコアな人気を誇るブランドです。価格は8千円前後より。
DSQUARED2(ディースクエアード)
アメリカンカジュアルをイタリアンテイストで表現することで人気のラグジュアリーブランド、DSQUARED2(ディースクエアード)はパッチワークやワッペン、ダメージ加工などが施されたキャップが人気商品のひとつ。
特に長年愛用したかのような色あせた加工やツバの部分のダメージ加工はかなりのクオリティです。
参考価格:22,000円