チェスターコートを着こなそう！
一見コーディネートしにくそうなロング丈のアウター「チェスターコート」。
慣れないと着こなしが難しく感じてしまう方もいるかもしれませんが、実はジャケットというベーシックなアイテムの延長線上に位置しているため、羽織るだけでスタイリングも完成しやすく、感度高めなメンズに人気があります。その発祥はイギリスのドレスウェアですが、近年では取り扱わないショップはないほど、様々なメーカーやブランドから多種多様なチェスターコートがリリースされています。
本記事では、リーズナブル&カジュアル向きのものから、スーツの上に羽織りたいビジネス向きのものまで、チェスターコートの最新アイテムや着こなしをまとめてご紹介していきます。
チェスターコートの種類・派生型
出典：FARFETCH
一口に「チェスターコート」と言っても、実はその意味はとても広く、ブランドや販売店、メーカーによって個々の名称の呼び方は様々です。一般的にはロング丈のジャケットで素材がウールやメルトンを使用した厚手のものを差しますが、近年は嬉しいことに、より多彩なコートが発売されていることから、かえって定義が曖昧になっています。
ここに挙げるベーシックな3型のすべてがチェスターコートと呼ばれることもあれば、ただのコート、そしてロングジャケットという名称で販売されていることもありますので、あまりそこまで名称にこだわらなくても良いのかもしれません。
ベーシックなタイプを選ぶか、人と差をつけてみるか、人気アイテムだけに選択肢が多いのも近年のコートの魅力です。
バルカラーコート
出典：https://www.beams.co.jp/
チェスターコートと似たコートに「バルカラーコート」があります。
特徴は、通常のチェスターよりもラペル（下襟）が大きく、襟を立てることで多少の雨風もしのげるという意味で、ステンカラーコートと同種の特徴を持ちます。大きな襟がドレス感を強め、チェスターコートよりカッチリとした印象が強く出ます。
ブランドやメーカーによっては、このタイプでもチェスターコートという名称が使われる場合もあります。
ダブルチェスターコート
出典：FARFETCH
ボタンが2列になっているダブルジャケットを、そのままロング丈にしたタイプが、ダブルチェスターコートです。本来はシングルと比較してもフォーマル感において差はないのですが、ダブルはご年配の方が着ているイメージもあり、ともすると貫禄が増してしまうような印象も強いアイテムです。
ボタンが2列になっているため、シングルに比べ身頃が大きく、ゆとりのあるシルエットになります。ビッグシルエット人気の背景もあり、トレンド感のあるアイテムと言えるので、以前より展開数が多く選びやすくなり、2着目、3着目のコートとして最適です。
ガウンコート
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近年増えてきたコートのタイプとして挙げられるのがガウンタイプ。腰紐が付きボタンがなく、やや大きめのシルエットが多く「着る」より「纏う」という印象が強いアイテムです。スタイルとしてはカジュアル寄りなので、ビジネスで使うには少し不向きかもしれません。「ラップコート」という名称が使われることもあります。
今買うならどんなチェスター？
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最近はリーズナブルな価格でも、十分に良質でシルエットも綺麗なチェスターコートを楽しめるため、いま新たに購入するなら攻めたタイプを選んでみるのも手かもしれません。
前項で挙げた、ややシルエットにゆとりのあるものや、ガウン、ダブルタイプの他、素材を切り返したクレイジーパターンやグレンチェックなども良いのではないでしょうか。比較的リーズナブルなスーツオーダー店でチェスターコートを作ることができる場合も多いので、ビジネスで活用する場合は、スーツと一緒にオーダーすれば、より身体にフィットしたものを手に入れることが可能です。
▼グレンチェックや格子柄は一見選びにくいものの、1枚羽織るだけで存在感が出るアイテム。
出典：FARFETCH
▼ウエストがシェイプされたものより、やや大きめのシルエットのほうがトレンド感のある着こなしに。すでにベーシックなものを一着持っている場合、サイジングで攻めてみるのも手です。
出典：https://wear.jp/
▼ドレッシーな着こなしより、よりカジュアルに着こなす人が増加傾向にあります。
出典：https://wear.jp/
チェスターコートと合わせたいアイテム
カジュアルシーンにおいてはインナーや小物を使って新鮮な着こなしを楽しみたいですね。ロングジャケットという性質上、あまり他のアイテムと干渉せず、すんなりと馴染みやすいのもチェスターコートの魅力です。
プルオーバーパーカー
出典：https://www.amazon.co.jp/
きれいめ色の強いチェスターコートには、ジップ付きよりシンプルなプルオーバータイプのパーカーがフィットします。
力の抜けたカジュアル感が、チェスター独特のカッチリ感を抑え、印象を和らげてくれます。
インナーダウン
出典：https://www.amazon.co.jp/
肌寒い日の装いにバリエーションを持たせてくれ、防寒性の少ないアウターをできるるだけ長く着用できるのがインナーダウンのメリットです。
ダウンジャケットは室内⇔室外の体温調節がしにくいことも多く、コートとインナーダウンの組み合わせの方が使いやすい、という人も多いはずです。
デニムジャケット
出典：https://www.beams.co.jp/
ドレス感のあるチェスターコートには、カジュアル感の強めなデニムジャケットも相性が良いです。スラックスやジョガーパンツなど、ジーンズ以外のパンツが豊富に展開されている昨今だからこそ、トップスにデニム素材を取り入れてみても良いかもしれません。
ブランド① コストパフォーマンスに優れた低価格帯
ZARA（ザラ）
出典：https://www.zara.com/jp/
毎シーズン、コート類が豊富なZARAであれば、リーズナブルにトレンドのデザインが手に入ります。カジュアルスタイルからスーツに合わせるタイプまで揃うので、気軽に試着してみてはいかがでしょうか。
参考価格：\10,990
UNIQLO（ユニクロ）
出典：https://www.uniqlo.com/jp/ja/
コストパフォーマンスが高いユニクロのチェスターは、ベーシックなデザインに加え、カシミヤ混のため質感も高く、ファストファッションに見えない完成度です。やや起毛感があるので、どちらかといえばカジュアル向きでしょうか。
参考価格：￥16,390
HARE（ハレ）
出典：https://www.dot-st.com/
学生を中心に人気のブランドHARE（ハレ）は、ベーシックなチェスターコートはもちろん、モード寄りなデザインまで比較的安い価格で揃うのが魅力です。
¥26,400
BEAMS LIGHTS（ビームス ライツ）
出典：https://www.beams.co.jp/
BEAMSの数あるレーベルのうち、リーズナブルかつベーシックなチェスターコートを今シーズン展開しているBEAMS LIGHTSを今回はご紹介。”軽やかな着こなし”の思いからくるレーベル名のとおり、少しゆったりとした身幅で着心地の良いニット素材のアイテムです。
参考価格：¥26,400
JOURNAL STANDARD relume（ジャーナルスタンダード レリューム）
出典：https://baycrews.jp/
ジャケットと合わせたオンスタイルからトレンド感のあるカジュアルな装いまで合わせやすいチェスターコート。
JOURNAL STANDARD relume（ジャーナルスタンダード レリューム）はセットアップも人気で、質の高い生地を使用しながら低価格を実現しているのは、大手セレクトショップならでは。
参考価格：¥26,400
BEAUTY&YOUTH（ビューティーアンドユース）
出典：https://store.united-arrows.co.jp/
UNITED ARROWSのオリジナルレーベルであるBEAUTY&YOUTH（ビューティーアンドユース）は、きれいめのカジュアルウェアに強く、チェスターをはじめとしたコート類が豊富です。なかでもダブルブレストのチェスターコートはクラシカルなデザインかつ、トレンド感ある細すぎないシルエットが魅力的。価格も比較的手を出しやすく、カジュアルウェアでワンランク上のチェスターコートを探すならチェックしたいブランドです。
出典：¥33,000
monkey time（モンキータイム）
出典：https://store.united-arrows.co.jp/
UNITED ARROWSのオリジナルレーベルながら単独で店舗をオープンし、海外通販でも展開されるなど、近年存在感があるのがmonkey time（モンキータイム）。
ハイブランドとのコラボレーション企画なども多く、「羽織るだけでオシャレ」な1枚で存在感があるチェスターコートを探すならぜひチェックしてみてください。
参考価格：¥36,300
ESTNATION（エストネーション）
出典：https://www.estnation.co.jp/
主に20代後半以降のユーザーがターゲットの高級セレクトショップESTNATION（エストネーション）はオリジナル商品も展開中です。
カジュアルブランドにはない大人の雰囲気のチェスターがほしい場合、上記のようなベーシックなデザインから変わり種のタイプまで、一度はチェックするのがオススメです。
参考価格：\64,900