- メンズファッションのマストアイテム、リング
- まずはリングの大まかなデザインをチェック
- リングブランドのまとめ
- CHROME HEARTS(クロムハーツ)
- TOMWOOD(トム ウッド)
- M・A・R・S(マーズ)
- CODY SANDERSON(コディ サンダーソン)
- FANTASTIC MAN(ファンタスティック マン)
- amp japan(アンプジャパン)
- NORTH WORKS(ノースワークス)
- BILL WALL LEATHER(ビルウォールレザー)
- KENBLOOD(ケンブラッド)
- Maison Margiela(メゾン メルジェラ)
- JAM HOME MADE(ジャムホームメイド)
- Werkstatt:München(ワークスタット ミュンヘン)
- HOORSENBUHS(ホーセンブース)
- HENSON(ヘンソン)
- TOBIAS WISTISEN (トビアス ウィスティセン)
- Lee Brennan Design(リー ブレナン デザイン)
- 次のページにもまだまだかっこいいブランドが多数登場
メンズファッションのマストアイテム、リング
出典:JUSTIN DAVIS
指輪と言えば長袖・半袖関係なく1年中使えるアクセサリーの代表格。最近ではファストファッションも充実し、手ごろな価格で様々なジャンルのファッションに挑戦出来るようになったので、時計、財布、アクセサリーなどの小物類を充実させる、という人も多いようですね。
本記事ではアクセサリーブランドの中でも「リング(指輪)」が代表的作品のブランドを一挙ご紹介。世界的な人気ブランドから日本未上陸の注目株まで、要チェックなブランドをピックアップしています。
まずはリングの大まかなデザインをチェック
ここではリングのデザイン的特徴ごとの名称をご紹介しています。シンプルか、石つきか、凝ったものにするか…選択肢が多いだけに、絞るだけでも結構な時間がかかってしまうのがリングですが、それがまた魅力ですね。
フラットリング
リングの最もベーシックなデザインといえばフラットリング。外側に凹凸や突起がなく平坦で、リングの断面も限りなく長方形に近いようなデザインのことを指します。外側に彫りやデザインが施されていてもフラットリングと呼びますが、どんなファッションにも合う、シンプルなリングとして覚えておくと良いでしょう。
フレームリング
指輪そのものやモチーフがフレーム(枠)でカットされたようなデザインがフレームリングです。
このタイプは通常のリングより金属の面積が少ないため軽やかな印象になり、モチーフそのものの印象も中和されるので、最近ではゴツいリングの代表だったスカルリングなどもフレームタイプのデザインが登場しています。メンズよりもレディースものに多いデザインです。
エングレーヴド・リング
出典:クロムハーツ
エングレーヴドという名称はほとんど使われませんが、タガネなどの道具を用いて金属表面に彫りなどの加工を施したリング(彫金リング)のことをエングレーヴド・リングと呼びます。
この彫りの技術が細かく繊細であるほど価値のあるリングだと言われ、クロムハーツやロンワンズ、ビルウォール・レザー、日本国内ではM.A.R.S(マーズ)などが代表的なリングとして挙げられます。
出典:M.A.R.S
カレッジリング
主に英語圏の国でメジャーなリングが「カレッジリング」で、これは学生が専門学校や高校、大学などを卒業する時に記念品として贈られるものです。学校名や卒業年度、修了したカリキュラム、選択したスポーツなどのモチーフが刻まれ、中心に個人の誕生石が入るのが一般的。
日本の古着店でも稀に海外から仕入れてきたカレッジリングが販売されていますが、サイドの細かな彫金と石のコントラストはデザイン性も高く、元々の意味合いとは異なる、ファッションとしてのカレッジリングも数多くのブランドから販売されています。
ネイティブリング
古くから多くのアクセサリー制作を行ってきたアメリカ・アリゾナ州のナバホ族、ホピ族、ズニ族などのインディアンが製作してきた伝統的なアクセサリーがインディアンジュエリーであり、ネイティブアクセサリーとも呼ばれます。
現地原産のターコイズを使ったジュエリーや、チゼル(金属の周囲を縁取る細かなライン)、フルムーン、アローなどインディアンの伝統的な文化を象徴するモチーフが特徴。
程よく主張がありながら強すぎないデザインで、近年最も人気なのがこのインディアン系アクセサリー。日本に広めたのはかの有名なGoro’s(ゴローズ)です。
スタックリング
スタックリングとは、スタック(重ね合わせ)して着用出来る幅の細いリングのことで、異なるデザインやカラーリングのリングを1つの指に入れて組み合わせ、自分なりのコーディネートを楽しめることが魅力のリングです。
出典:ビルウォールレザー
材質はシルバーに限らずラバー、プラスチックなどもあるのが特徴で、もともとは女性に人気のタイプでしたが、近年では男性にもよく支持されています。見た目がスタックリングに見えるだけで繋がった1つのリングとして売られている場合もあります。「ワイヤーリング」と言われることもあります。
アーマーリング
アーマーリングはその名称の通り、指の付け根から第1関節くらいの長さまで隠れる、鎧のようなリングのことを指します。
イギリスのファッションブランド、Vivienne Westwood(ヴィヴィアン ウエストウッド)の定番アイテムとして知られています。これ1つより、ほかの小ぶりなリングと合わせてコーディネートされる事が多くあります。
出典:Wheretoget
アンティークリング
経年変化による風化・傷・欠けなどをデザインに取り入れているのが一般的にアンティークリングと呼ばれるタイプ。ところどころ欠けていたり、錆びていたりするような加工が施されているのが特徴で、ワイルドでありながら繊細さを併せ持つ、個性的なデザインが魅力のリングです。
シンプルなファッションのアクセントとして使ったり、レザージャケット、ダメージデニムといった同じく愛用していくことで味わいが出るウェアとの相性もよいのでオススメ。
リングブランドのまとめ
ここからは国内外の人気ブランドのリングをピックアップしてご紹介。
CHROME HEARTS(クロムハーツ)
若者から大人まで、世界中のファッション&アクセサリー好きを魅了するブランドといえば1988年にロサンゼルス近郊・マリブで設立されたアクセサリーブランド、CHROME HEARTS(クロムハーツ)。燻を効かせた鈍いカラーリングのシルバーアクセサリーはどれも細かな彫金が施され、一見ハードなデザインながら、近くで見ると驚くほどに繊細な作り。
ブランド定番となるモチーフはクロス、スカル、ダガー。これらを用いたリングは定番商品として絶大な人気があります。現在ではハリウッドで全行程・全アイテムが手作業で製作されています。アメリカ現地での購入の方が日本国内での価格より大幅に安いので、現地に行かれる機会がある方は記念に購入してみるのも手ですね。
時間を掛けて種類を揃えていくのも楽しみの一つ。
出典:pinterest
TOMWOOD(トム ウッド)
ノルウェー人デザイナーの手がけるジュエリーブランド・TOMWOOD(トム ウッド)は程よいボリュームがありながらエレガントでシンプルなスカンジナビアンデザインが近年人気を集めるリングを中心に展開するブランドで、国内外の多くの著名人が身に着け、雑誌でも特集記事が組まれるなど愛用者が増加中のブランドです。
コーディネートにさりげなく溶け込むデザインは嫌味もなくサラリと身に着けられるので、普段あまりリングを身に着けない人にもオススメ。国内では伊勢丹やバーニーズ・ニューヨーク、ロン・ハーマンなど数多くのセレクトショップや百貨店で購入が可能。
M・A・R・S(マーズ)
東京・恵比寿に拠点を構える国内有数のクオリティを誇るアクセサリーブランド、M・A・R・S(マーズ)
ブランド名の由来となる“M・(メガロフィッシュ)A・(アート)R・(リング)S(スタイル)”の名の通り、多くの魚が群れを成しているようにも、魚の鱗のようにも見える独特の細やかな模様が特徴のアクセサリーブランドです。
オーバルリングの美しいカーブや、隙のない見事な彫金技術が施された大ぶりなリングなど、クオリティの高さは身に着けるだけで気分を上げてくれそう。コーディネートにもすんなりと馴染み、意外と合わせるファッションを選ばないのも特徴です。
CODY SANDERSON(コディ サンダーソン)
インディアン・ナバホ族のデザイナーが手掛ける近年爆発的人気のインディアンジュエリーブランド、CODY SANDERSON(コディ サンダーソン)は、古来からの伝統的なモチーフを現代的で革新的なデザインに昇華させ、現在国内外の高級セレクトショップの定番とも言えるほど人気のアクセサリーブランド。
著名なアーティストやタレントの着用率も高く、一時期はかなり入手困難になりました。
インパクトある「スターリング」はブランドの象徴とも言えるアイテム。非常に細やかなデザインが目を惹くだけでなく、展開するジュエリーのほとんどの工程をデザイナー自身が1人で手掛けるという、厳密にはすべて1点ものである点も魅力のひとつ。かなり主張度の高いリングを何個も身に着けるコアなファンが多いことでも知られています。
FANTASTIC MAN(ファンタスティック マン)
1990年代からインディアンジュエリーの製作を続けてきた日本人デザイナー・池口泰信氏によって立ち上げられた2013年スタートのアクセサリーブランド。インディアンジュエリーをベースとしつつ、現代的な程よいデザインバランスが絶妙な塩梅で、数多くのセレクトショップでポップアップショップが立ち上がるなど話題になりました。
チゼル(金属の周囲を縁取る細かなライン)などインディアンジュエリーの伝統的な手法を使いつつ、シャイニーで立体的なフォルムのリングはファッションを選ばず着用できつつ、指もとに確かな存在感を示せます。クオリティの高さがありながら現実的な価格設定も魅力です。
amp japan(アンプジャパン)
2000年に設立された日本を代表する人気アクセサリーブランドの一つ。ハイクオリティ&個性的なデザインでありながら抑え目な価格が魅力で、コインモチーフやネイティブ・モチーフを中心としたどこかアンティーク品やUSED品を連想させる抜け感のあるデザインが魅力。
ベーシックなリングから個性的なデザインまで幅広く揃い、主にカジュアルファッションにフィットするリングが揃っています。
NORTH WORKS(ノースワークス)
NORTH WORKS(ノースワークス)は主にインディアンジュエリーのデザイン&製作技法を中心としたリングを展開する日本のブランド。いぶしを効かせたリングカラーとやりすぎないデザインは過度に主張し過ぎず、さりげなくコーディネート出来るのが魅力。
天然のターコイズを使ったリングなど、しばしば価格がネックとなるリングも比較的お求めやすいプライスで提供されているのも魅力的。
BILL WALL LEATHER(ビルウォールレザー)
クロム・ハーツと双璧をなす、1985年カリフォルニア・マリブにて誕生したジュエリーブランド。
リングを中心としたシルバーアクセサリーは卓越したデザイン性と細やかなディティールが魅力で、力強いデザインである一方、丸みを帯びたフォルムがソフトな印象も併せ持ち、インパクトがありながらファッションとのバランスを取りたい方にも最適。
シルバーとゴールドを組み合わせたハイブリッドなデザインのリングが人気なほか、日本国内ではBEAMSと提携しオリジナルデザインのリングも展開しています。スター、スカルといった、ともすると悪目立ちすぎてしまうようなモチーフもどこかポップな印象にデフォルメされているのが特徴。
KENBLOOD(ケンブラッド)
KENBLOOD(ケンブラッド)は山梨県の甲府市を拠点とする日本の総合ジュエリーブランド。映画・ドラマなどを始めとし、様々な媒体で活躍する芸能人へアクセサリー提供を行い知名度を拡大。「スタンダードであり、ユニセックス」なデザインをブランドコンセプトとし、比較的リーズナブルで魅力あるリングを販売しています。
ユニセックスで使えることを想定し、ハードすぎず、ソフトなフォルムのリングを展開しています。
クロスローズ リング
カーレッジ リング
Maison Margiela(メゾン メルジェラ)
ベルギー人デザイナーが立ち上げ、現在はフランスを拠点とする世界的なファッションブランドであるMaison Margiela(メゾン メルジェラ)。既存のアイテムを再構築し、新たにデザインされるウェアが世界中で支持され、多くのファッションデザイナーのインスピレーションの基ともなってきたこのブランドでは、一見シンプルながら他にはない個性を放つリングを毎シーズン多数展開。
ブランド定番となるのは複数の指に同時に装着できるリーズナブルなリングセット。
リング 4つセット
リングデザインによってシルバーに限らずブラス、ガラス、プラスチック系素材など、さまざまな素材を使い分け、組み合わせる個性的なリングは世界的ファッションデザイナーのチームならでは。
ツイストリング
JAM HOME MADE(ジャムホームメイド)
シルバーアクセサリーやブライダルリング、時計や財布など、アクセサリーから雑貨まで総合的に展開するJAM HOME MADE(ジャムホームメイド)は、コーディネートしやすいリングが揃う国内随一の人気を誇るブランドのひとつ。
スカルモチーフやカレッジリングなど、好みに合わせて多彩なデザインを比較的リーズナブルに選べるのが魅力。国内外の様々なブランドを始め、ミッキーマウスや仮面ライダーなど、様々なキャラクターとコラボレーションを行いファンを拡大していることでも知られていますね。
「ハイブリッドカレッジリング」と「NUMBER(N)INE/ナンバーナイン ブレイディングリング」
Werkstatt:München(ワークスタット ミュンヘン)
Werkstatt:München(ワークスタット ミュンヘン)はドイツ人デザイナーが1998年から展開しているジュエリーブランド。鈍いカラーリングのシルバーやあえて使用感のあるような加工を施すなど、武骨な印象ながら繊細さを感じるリングデザインが魅力のブランドです。
ありそうでないデザインは人と被ることも少なく、既存のリングではなかなか納得のいくデザインが見つからない…という方にもオススメ。国内ではごく一部のセレクトショップで取り扱いがあります。
コネクトリング
マルチレイヤードリング
HOORSENBUHS(ホーセンブース)
HOORSENBUHS(ホーセンブース)は2005年にアメリカのカリフォルニア州でスケートボーダー、フォトグラファーーなどで活躍したロバート・G・キーズ氏が立ち上げたジュエリーブランド。
錨(イカリ)をモチーフとしたジュエリーがブランドのアイコンとして知られ、リングも錨モチーフのものが中心。曲線的で繊細なカーブを描くデザインが瞬く間に世界中のセレブや著名人を中心に指示され、日本でも話題になりました。
まだまだ新しいブランドながら、日本国内でもバーニーズニューヨークやロンハーマンで取り扱われるなどホットなジュエリーブランドのひとつです。
「PHANTOM SILVER RING」と「TRI-LINK SILVER RING」
HENSON(ヘンソン)
2009年にオーストラリアで設立されたHENSON(ヘンソン)は映画やアートといった要素をインスピレーションにしつつ、現代的で独創的なリングをリリースする注目のブランド。
素材にはあえて長年使用したような質感を持たせ、独特の表情を生み出しています。リングにも個性的な要素が欲しいけど、奇抜すぎるデザインはちょっと…というワガママな要望にも応えてくれそうです。日本でもごく一部のセレクトショップなどで展開あり。
スタックリング セットとRuby Mine リング
TOBIAS WISTISEN (トビアス ウィスティセン)
TOBIAS WISTISEN (トビアス ウィスティセン)はアンティーク感あるジュエリーを得意とする、パリ出身のデザイナーが手掛ける隠れた人気ブランド。ヴィンテージ感のある質感と男性的なボリュームを併せ持ち、ハイ・ファッションを好む男性に特に支持されています。
朽ち果てた金属、有刺鉄線など、既存のリングの枠にとらわれないモチーフは手元に確かな存在感を示せそうですね。
ストーンリングとシグネットリング
Lee Brennan Design(リー ブレナン デザイン)
2008年にオーストラリアで設立されたインテリア用品を中心に展開するライフスタイルブランド。このブランドではオーストラリアの厳しい自然にさらされ、朽ち果てた埠頭や橋、家屋などの建築物からインスピレーションを受けた伝統工芸品のようなアーティスティックなリングデザインを得意としています。
無骨なシルバーリング、近年人気のネイティブ・リングとともに、このアンティーク調リングにも今後注目です。
ケルトリングとヴィンテージ加工 リング
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