ビジネスパーソンの戦闘服でもあるスーツは、着こなし方次第によって、その人の魅力を10倍にもする可能性も秘めていますが、ちょっと間違えただけで台無しになるリスクもあります。
現代社会は特に「人は見た目が9割」なんてフレーズも出回っているこの時代。まずはあなたの素敵な中身を見てもらう前に、見た目でネガティブな印象を与えて損してしまっていないか、ちょっと目を向けてみましょう!
チェックしておきたいNG項目
柄が多い
例えば
- ブロックチェックのスーツにギンガムチェック、さらに小紋柄のネクタイ…
- ストライプのスーツにストライプシャツ、ストライプネクタイ…
柄を取り入れすぎて、ごちゃごちゃした印象になっていないか、鏡で一度チェックしてみましょう。
スーツ、シャツ、タイの組み合わせとして、基本は柄が2つまでが良いでしょう。
下手をすると「目がチカチカする」とか「柄の人」という印象になってしまいます。
モノトーンすぎる
出典:https://www.global-style.jp
黒のスーツについては、最近はビジネスでも着用して違和感のないものが増えましたし、クールな印象を与えるブラックスーツは、若年層を中心にビジネスでも使う方が多くなってきました。
しかし、ここで一点注意が必要です。例えば柄のない白シャツに黒ネクタイなどは弔事を連想させますよね。またその他にもシャツやネクタイもモノトーンだったりすると、やはり違和感が出てしまいます。
ですので、上の写真のように、合わせるシャツやネクタイには、カラーや柄のものをチョイスするようにしましょう。
※海外ではまだ冠婚葬祭のイメージが強く、ビジネスシーンでのブラックスーツには違和感が出ます。また、ご年配の方の中にも、基本的にビジネスには黒スーツNGの方が多くいらっしゃいます。
ネクタイの剣先が長い・短い
ネクタイの先はベルトが隠れるか隠れないかぐらいがべストです。それより短いと貧相に見えますし、長いと逆にだらしなく見えます。
ネクタイのディンプルがない
ネクタイにディンプル(窪み)をつけるのは紳士のマナーとされており、これがあるとしっかりと意識が行き届いている印象を与えます。
できていない人が多いため、しっかりマスターできれば逆に差をつけることができますよ。
また、シャツの襟が大きすぎないか、緩すぎないかも同時にチェックしたいところです。
サイズ合わせの簡単チェック!
スーツのサイズがしっかりあっているかどうか確認しましょう。
以下はすべてNG項目です。
- 肩線の終わりと自分の肩幅にズレがある
- ジャケットの一番上のボタンを留めたとき、こぶしを入れるとボタンがはちきれそう
- 一番上のボタン(3つボタンのジャケットは真ん中)が、へそより下にある
- 手を横に下ろした時に、ジャケットの裾が拳より長い
- 親指の付け根よりジャケットの袖が長い
- ジャケットの袖からシャツの袖が出ない 又は 2センチ以上出ている
- スーツの裾が長く、靴を履くと2クッション以上になる
いまは比較的リーズナブルにオーダースーツが作れますので、既製服に不安のある方はプロに任せるのもおすすめです。
ベルトと靴の色が違う
出典:osharenaseikatsu.info
スーツの場合にこれをやってしまうと、かなりチグハグになるので注意が必要です。新しい靴を買ったときに、手持ちのベルトと合わない場合も発生するので注意しましょう。
急いで出勤する時にうっかり間違えたりする方もいますよね。
スーツの一番下のボタンを留めている
出典:business.nikkei.com
スーツは、2つボタンでも、3つボタンでも、もともと一番下のボタンは留める事を想定していません。留めてしまうと、ウエストのシェイプが崩れ、ボックス型のシルエットになり、垢抜けない印象になってしまいます。
シャツの襟がやたらに高い
出典:paulie.jp
ドゥエボットーニシャツと呼ばれる、襟の高いタイプのシャツを代表として、襟があまりに高いシャツは、スーツその他のアイテムと比較して主張が出てしまう場合があります。
ジャケットと合わせるとなで肩に見え、ややナルシストな印象になることもあり、また首元だけ浮いてしまうので注意が必要です。
いかがでしたでしょうか。項目自体はボリュームが少し多いですが、これらの項目をちょっと意識すれば変えられる場合が多いので、ご自身の着こなしを、改めて見直す良い機会にしてみてください。