バスケットシューズほどボリュームはなく、サッカーシューズほど細すぎない、合わせやすいデザインのスニーカーと言えばテニスシューズ(スニーカー)です。
スポーツに使えるのはもちろん、子供から大人まで万人に合うデザインが多く、どのようなファッションにも合わせやすいのがテニスシューズ(スニーカー)の特徴です。スポーツ用シューズとしての汎用性はNO.1じゃないでしょうか。
巷で大流行中のアディダスの「スタンスミス」もアメリカの同名のテニスプレイヤーの顔をシュータンにあしらった、れっきとしたテニスシューズです。
今ではすっかり街用として定着していますが、初登場した1970年代はテニスシューズとしてリリースされていました。
テニスで実際に使う場合
これはアディダス・スタンスミスのソールの形です。このタイプのソールは「オムニコート」&「クレーコート」に適しています。
日本のテニスコートでは一番多いタイプです。細かい粒と所々うねっているようなパターンが特徴ですが、これにより力が均等に伝わったり、グリップ力やスライド性を生み出します。
一方でスタンスミスを履いてみるとわかりますが、クッション性はあまりありません。この場合コートが堅い「ハードコート」には不向きです。
70年代当時テニスシューズとしてリリースされていたスタンスミスですが、現在はテニスシューズとして使うのはおすすめ出来ません。
スポーツとして使う際はしっかりとテニス専用シューズを買われる事をおすすめします。
「オムニコート」、「クレーコート」、「ハードコート」、「カーペットコート」といったコートの種類に応じて専用のシューズを選ぶのがいいですね。
錦織選手が契約しているのはアディダス、人気なのはアシックスかヨネックス、スタイリッシュさならナイキでしょうか。
有名テニスプレイヤーの愛用シューズ
広告塔とは言え、意外にリーズナブルな市販品を使っているんですよね。
ノバク・ジョコビッチ
世界ランク1位のジョコビッチはアディダスのノバク プロ AQ5672を愛用しています。
アグレッシブなサーブや軽快なフットワークはこのシューズに秘密あり。1万2千円前後で買える店が多いかと思います。
オールコート用。
錦織圭
2016年全豪で着用したadidas (アディダス) バリケード 2016 OC 。フレキシブルな対応と安定したサポート性の評価が高いようです。
オムニ&クレーコート用。
ロジャー・フェデラー
フェデラーは素早い方向転換でも安定性を保てるナイキ(NIKE) ズーム ヴァイパー 9.5 ツアーを愛用。
アッパーの前方、後方に配置されたデザインがオシャレです。
ラファエル・ナダル
ナダルが愛用しているのはクッション性と軽量性、サポート性を追及した「ルナロンフォーム」が特徴のナイキルナ バリスティック 1.5 を愛用しています。
オールコート対応で街着にもよし、スポーツにも良しなかなり汎用性の高いモデルではないかと思いますね。
スタン・ワウリンカ
柔軟性と耐摩耗性に優れる「デュラブルスキン」を採用したヨネックス パワークッションエクリプション M AC 。
赤、黒×赤のカラーリングを着用しているのを見掛けます。
なお、マレー選手は特注品のようで、市販化は現時点ではされていないようですね。
テニススニーカーのおすすめモデル(私服用)
ここからは街着におすすめな、ベーシックなファッションに合わせやすいテニススニーカーをご紹介していきます。
「スタンスミスに近いけど違うブランドのもの」をお探しの方にも!
アディダス スタンスミス
やっぱりベーシックで合わせやすいデザインと言えばスタンスミスですね。紐の部分がベルクロになったタイプ、ラフ・シモンズやファレル・ウィリアムスとのコラボレーション、様々なカラバリがある「アディカラー」など、多くのラインナップがあります。
▼プレミアムパテントレザータイプ
ニューバランス CRT300
79年に発売されたニューバランスのテニスシューズカテゴリを代表する名作。
合わせやすいカラーリングと柔らかなクッション性、「N」デザインはパンチングで表現される事によりシックな雰囲気になっています。
1万円を切る価格も魅力的。
リーボッククラシック CLUB C85 VINTAGE
80年代にテニスコート専用シューズとしてリリースされていたものを近年復刻したリーボックの人気モデル。
普遍的な魅力に溢れ、スポーツショップはもちろん最先端セレクトショップでも扱われています。
スラックスからウールパンツ、ショートパンツまで何にでも合いますね。1万5千円前後。
スプリングコート G2クラシックキャンバス
クレーコート用に開発された1930年代から続く名靴。名前の由来はスプリング(跳ねる)ようにコートでプレイできるところから。
今ではスーツにも合わせられるほど品のいいスニーカーの代表格です。
フランスらしいトリコロールカラーのシュータンもアクセント。
スペルガ 2750
シューレースホール横のタブも特徴のイタリアを代表するスニーカーブランド。
初代モデルの登場はなんと1925年。この普遍的なデザイン、愛される理由がわかります。
8千円前後の価格も魅力的。