現在、クラウドファンディングで出資募集中のスピーカー、「A Speaker」。
ハチノスのような独特のデザインが特徴なのですが、こちらは音波の飛ばし方を工夫する事で「音が自分にしか聞こえない」スピーカーなんです。
超音波を使い直線的に音を飛ばす事によって「スピーカーの前にいる人にしか音が聞こえなくなる」仕組み。
これはパラメトリック・スピーカー、オーディオ・スポットライト、ハイパーソニック・サウンドなどとも呼ばれ、音響設備に鋭い指向性を持たせるものです。技術としては何年も前からありました。詳しい説明はwikipediaにて。
ただこういったスピーカーが一般に発売されようとしているのは、おそらく初めてかも知れません。
マンションで音楽を聴いていて近所の人に壁ドンされたり、一緒に住んでいる人や仕事相手と「音」を共有しなくてもよいのはストレスも溜まらず良さそうですね。
一方は音楽を聴いて、一方は読書したり、TVや映画を観たり。そんな自由な生活スタイルがワンルームで実現しそうです。
また、美術館では自分だけに絵の説明が流れたり、ショップでは特定の場所だけ案内が流れる、屋外のカフェなどで席の周りだけに音楽を流す、など商業面でも様々な可能性が広がります。
▼こちらはまだまだ開発段階の古い動画ですが、2分30秒あたりでその効果を実証しています。
こちらの商品、スマートフォンに接続できるのはもちろん、PC、TV、アンプ、オーディオプレイヤー、ターンテーブルなどにも接続ができ、便利な持ち運びできるサイズです。
現在、世界中から注文が殺到しているこちらの「A Speaker」という商品。ソールドアウトせず現在も出資募集中のオリジナルサイズ(550ドル+輸送費)なら手に入れる事が可能です。
日本でも普通に店頭で買えるようになる時代、早く来て欲しいですね。