大人ならば一本は持っておきたい万年筆、ちゃんと知ってますか?
入学、卒業、就職祝いで昔からの定番、万年筆。
あまりにも定番で、実はよく知らないことも多いのではないでしょうか?
ここではそんな当たり前になってしまった、万年筆を掘り下げてみましょう。
万年筆ってそもそも何のこと?
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その名の通り、インクを充てんすることで半永久的に使えるのが万年筆。
独特の先端の形状は使う人のクセ(筆圧や筆の傾きなど)によって微妙に変化し、自分にあった書き味のものへと馴染んでいきます。
書く人と一緒に成長を楽しめる、それが万年筆の魅力です。
また、筆圧の強弱に関わらず綺麗な文字が書ける、スムーズな書き心地も特徴で、文字を書くのが楽しくなるのが万年筆。
こまめな洗浄やお手入れなど、これまで万年筆はコアな趣味の世界で、かつ高価なものであるというイメージがありました。
しかし近年、カートリッジ式のインクを入れ替えるだけで手軽に使用でき、かつ安価で万年筆の書き心地も保障された、素晴らしい商品が続々リリースされています。
普段使いのボールペンとは別に、「ここぞ!」という時の為に必ず一本持っておきたい方、手軽に美文字が書きたい方に向けた、1000円以下のリーズナブルなものから永遠の定番まで、数多くの万年筆をご紹介していきます。
主に万年筆の書き味は2種類
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・固め
インクの出る量が少なめで、カリカリとした書き心地のもの。ペン先も細くて、小さい手帳などにも書きやすい。
ボールペンでも先端が細いタイプが好きな人向け。
・サラサラ
インクの出る量が多く、描き心地が柔らかいもの。ペン先も太めで綺麗な文字が書きやすい。
あまり文字を書くのに普段慣れていない人、葉書のあて名書きなど、「いつもより綺麗に書きたい!」という初心者の方はこちら。
万年筆のマナー
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おさえておきたい万年筆の最低限のマナー!
1.ご祝儀袋に使うのはNG
基本は筆ペンか太めのサインペンです。
2.黒または青のインク
赤や緑のインクも存在しますが、緑色のインクは絶縁状を意味するそう。
3.プレゼントとしては注意
万年筆は長く使えて持ち主と一緒に成長する特徴から、大人が学生にプレゼントする習慣があったそう。
目上の人に贈答するのは失礼にあたる場合もあります。若い人はそれほど気にしないでしょうが、念のため。
万年筆の仕組み
万年筆のしくみはこのようになっています。ボールペンと比べると複雑で、それぞれ様々な特徴があるんです。
見るべきポイントは、ペン先と首軸。書き味やデザイン、インクの出方、グリップ部分にあたり持ちやすさにも影響します。
こちらに詳しい解説があります→ナガサワ文具センター
リーズナブルで「買い」な万年筆のご紹介。
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なめらかで初心者向けの「サラッと」系、細めでカリカリした書き味の「固め」系で分けています。
サラッと系
※画像をクリックすると商品詳細が確認できます。
カクノ(パイロット)
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万年筆ブームの火付け役とも言える、パイロットの書き心地ナンバーワン商品。
「消せるボールペン」でも一大ブームを巻き起こしたパイロットが、次は手軽に楽しめる万年筆市場に本格参入した、という意志とも受け取れる逸品。
キャップのカラーはオレンジやブルーもあり、一見サインペンのようですが本格派の万年筆です。
プレピー(プラチナ万年筆)
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なんと200円の万年筆。安っぽい見た目が逆に目を惹く感じ。ただペン先は特殊合金で、書き心地はしっかりとしています。安いのでお試しの1本にぜひおすすめ。
アーバン(パーカー)
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イギリスの有名万年筆ブランド・パーカーの逸品。独特の形状と高級感、程よい重みが抜群です。
カラーリングも豊富なので画像のリンク先から確認してみては。
マイスターシュテック(モンブラン)
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万年筆の最高峰ブランド、モンブランの定番モデル「マイスターシュテック」の書き味サラサラ、太字タイプ。
適度な重さと重厚な仕上がりの見た目が非常に魅力的。高額ながら是非いつか買いたい名品です。
書き味固め
※画像をクリックすると商品詳細が確認できます。
コクーン(パイロット)
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繭をイメージした外観がスタイリッシュな万年筆。細い文字が書きやすく手帳へのメモなどに最適。
こちらも豊富なカラバリがあります。
14Kスタンダード(プラチナ万年筆)
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しなやかな書き心地の定番人気万年筆。その名の通り18金で作られたペン先の書き心地は抜群。ギフトにもどうぞ。