見学無料!世界3大市場を訪問する。
ITの発達により、スマートフォンと現金数千円もあれば誰でも手軽に投資家になれる時代になりました。ニューヨーク・ロンドンと並び世界3大市場と呼ばれる東京証券取引所はどのような所なのか。見学無料とのことでさっそく訪問!
◆東京証券取引所 基本データ
・住所 〒103-8224 東京都中央区日本橋兜町2番1号
・見学時間 9:00~16:30 (土・日・祝祭日・年末年始を除く)※最終入場は16:00まで
・料金 無料
・最寄り駅 都営浅草線 日本橋(D2出口)より徒歩約5分 ※茅場町駅からも同等の距離
・写真撮影 可
日本の金融の中心といえば兜町!そして東京証券取引所!日本橋駅を出てすぐですが、東京駅からも歩いて20分程度です。
(散歩コースとしても面白いので、東京以外にお住まいの方は是非、東京駅から訪れてみてください)
上の写真は大通り沿いの職員用出入り口で、見学者は裏側のここから入ります↓
東京証券取引所の歴史
1949年4月1日に証券業者(後の証券会社、現在の金融商品取引業者)を会員とする東京証券取引所として設立。2001年11月1日に組織変更し、株式会社東京証券取引所となった。設立以来、大阪証券取引所及び名古屋証券取引所と共に「三市場」と称され、日本を代表する金融商品取引所として日本経済の成長に貢献してきた。(wikipediaより)
現在、株取引は基本的にすべてオンライン上で行われますが、取引所の出来た頃は魚市場のように証券マンが競り形式で株の売買をしていました。
ワールドカップ時の渋谷の交差点みたいになっています。
さっそく中へ潜入!
見学できるのは平日のみのため、金曜日の13時ごろ入場。なお、事前予約は必要ありません。
まずは簡単な手荷物検査と金属探知機の中を通ります。そのあと受付で記名して見学スタート。
この時点ではかなり静かで、人はほとんどいません。
「コレが日本の金融の中心?」と拍子抜けしてしまうような静けさ。
建物内はかなりきれいで、それなりの歴史を感じます。
すぐにエレベーターがあり、2階に上がります。
テレビで見たアレが登場
受付から2階に上がり、通路を進むと見えてきました。
皆さん報道番組などで見たことありませんか?株価がクルクル回る、アレです。
これは「チッカー」といって、売買が成立したものが情報としてクルクル表示されているのです。
売買が盛んだと早く回転し、市場が滞っていると回転が遅くなります。
株価が暴落・暴騰している時はもう超速回転です。
しかし、意外や意外、人が全くいません。
エスカレーターと空調の音が聞こえるくらい静かです。
見学者は私を含めておそらく10名程度でした。
それもそのはず、金融業界に携わる人はそれぞれの会社にいますし、一般投資家は自宅や出先などで株を売買しています。
世界中の投資家ももちろんこの場にはいません。
では、この場所の存在意義は何なのか。主に2つあります。
①市場の監視機能
②国内外の報道機関各社がスタジオを構える放送センター
主に東京証券取引所で働く方の業務はマーケットの管理・監視業務です。チェッカーの周りはガラスのシリンダーになっていて、その中で
リアルタイムの株式・先物・国債の売買を監視し、審査などを行っています。
また、様々な市場情報が生まれる東京マーケットの今を発信する情報拠点として、国内外様々なメディアが放送局をこの場所に持っています。
その他、施設紹介
・証券市場ホール
日本の証券市場のあゆみと、証券取引所の歴史を展示・解説している。
※経営破たんした山一証券の株券。現在では株はすべて電子化されている。
・マーケット・エクスペリエンスコーナー
架空の所持金を元手に株式投資が体験できるコーナー。
・マーケット・センター
直径17メートルのガラスシリンダーで覆われたマーケット・センター。マーケットの
管理業務が行われており、その運営状況をメディアで世界に発信している。
・メディアセンター
国内外の報道機関各社がスタジオを構える放送センター。様々な市場情報が生まれる東京マーケットの今を発信する情報拠点
・上場の鐘
新規上場セレモニーで打ち鳴らされる鐘。上場を目指す経営者にとっての夢の舞台。
・プレゼンテーションステージ、オープン・プラットフォーム
各種セミナーや記者発表、企業と一般投資家のふれあいの場として、様々なイベントが行われる多目的スペース。
そのほか、軽食や喫煙コーナーもあり、ゆったりとその歴史を垣間見ることができる。
全体的にまったり、ゆっくり株式市場の歴史を勉強できる東京証券取引所。
案内パネルも豊富で、市場について詳しくない人も十分に楽しめるスポット。いかがでしょうか。