株をいつ売るかはだれもが悩む問題
株式投資をするうえで誰もが悩むのが「いつ売ればいいのか」という話。
この問いに対して誰しもが納得できる答えを用意できる人はなかなかいないと思います。
証券会社でも、ベテランの投資家でも売るタイミングを間違わなければ誰もが利益を出せていますからね。
そのようなノウハウがあったら証券会社の人間はみんな独立して働かずに食べていけているはずです。
ただ、一定数利益を出し続けている人はいますし、私の友人にも実際、個人向けの投資家をしながら顧客に多くの利益を
生み出し続けている人がいます。売買のコミッションだけで相当なお金を稼いでいます。
その人には近いうちに記事を書いてもらう予定です(笑)
という訳で、なかなか明確な答えは難しいながらも、いくつかの事例を出させていただきますので、ご参考にしてもらえればと思います。
目標基準に到達したら売りに出す
あらかじめ買う時に売るタイミングを決めておく、というものです。
具体的には数字で10%以上、利益2万円以上などです。
結局のところ、必ず上がる事が確定している株など存在しません。
その逆で、絶対に上がらない株というのもほぼ存在しないと言ってもいいと思います。
例え倒産しかけているような一株数十円のボロ株でさえ、儲かる事業が見つかるとか、社長が交代して
期待値が上がり買いが集中する、という事もありえます。
会社が潰れない限りは、持ち続ける事でいつかチャンスは訪れるという考え方です。
買った時より株価が低迷していても、売らなければ損ではないですからね。
個人の投資家の方は、売買の基準を決めるならば売り時を逃さないために指値の設定が基本ですね。
〇〇円以上で売り、とあらかじめ設定しておきましょう。
何円以上の損失ならば売る、と決めておく
例えば10%以上とか1万円以上とかですね。損切りラインを決めておくのは基本だと思います。
ただ、特に株価が落ちる要因となるようなニュースがなければ、我慢して持っておくのも一手だと思います。
持っておけばいつかは上がるチャンスがありますからね。ただし長期に渡って塩漬け(放置)しておく覚悟が必要です。
また、損切りラインを決めている場合は、必ず逆指値の注文をしておきましょう。
これは株価が一定の価格以下になったら売りに出す、と注文の予約をしておくことです。
特にサラリーマンの方など日常で頻繁に株価を見ることが出来ない方は絶対です。
むしろ、忘れていた頃に株が暴落していた…という時のリスクヘッジとして皆さん必ず設定しておきましょう。
「ちょっと悪くなったくらいじゃ売らねえ!」という方には不要です。
「良い/悪い」のニュースで売る
企業の業績下方修正のニュース、良いニュースで高騰したから売るなどです。
これも個人の方の判断、企業ごとの状況もあるので一概には言えないですがね。
下方修正は一時的な下落で済む場合もありますし、「将来的に見越していた利益がまったく皮算用だった」場合は
下がり続けるリスクもあります。ニュースの内容を裏側まで考察するのがポイントです。
また、高騰している場合も同様です。今まで注目されていなかった企業が儲けの種を見つけたとき、株価は青天井まで登る可能性がありますね。
(ガンホーがパズドラを大ヒットさせた時など)半分売って、半分様子を見る、というのも手かもしれません。
将来にわたって大きな利益を出す可能性がありますからね。
逆に、「〇〇と資本提携!」といったニュースはその後どうなるのか?が重要ですね。
新商品が出るのか、新しいサービスが立ち上がるのか、続報がないと一時の盛り上がりだけで株価は基に戻ってしまうかも知れません。
他に気になる会社があればこの場合すべて売ってしまってもいいかも知れませんね。
まとめ
株をいつ売るか、という質問に対しては、冒頭でも触れたように正解はありません。
こればかりは自己判断です。
ただ、投資の前に「目標株価」と「損切り株価」の両方を決めておくべきだと思います。
大きな欲を出さず、個々の銘柄の損益よりも、株式投資全体での利益を目標とするのが理想だと思います。