今年9月にドイツで実施されたフランクフルトモーターショーを皮切りに、ロサンゼルスで米国初公開されたMINIクラブマンのニューモデルに迫ります。
伝統的な2+1ドアを廃止
これまでのクラブドアを廃止し、4ドア+リア2ドア(観音開き)の6ドアに変更。一般的な4ドアとして生まれ変わり、利便性を向上させています。
また、ラインナップはクーパー、クーパーD、クーパーSの3種類。ALL4やプラグインハイブリッドはなく、クリーンディーゼルが設定されました。
ボディサイズが拡大
先代クラブマンと比較すると全長3,980mm→4,253mm(+273㎜)、全幅1,685mm→1,800mm(+115㎜)、全高1,440mm→1,441mm(+1㎜)、ホイールベース2,545mm→2,670mm(+125㎜)と大幅にサイズUP。
後部座席のスペースは拡大すると言われ、ラゲッジスペースは先代の260Lから360Lへと拡大。
40:20:40の分割可倒式で倒すことができるリアシートを倒せば1250Lもの容量が確保できます。
車幅は1800㎜で、駐車場にはギリギリ収まるサイズに留められています。大型のMINIクロスオーバーに比べると、全長や幅はやや大きく、車高が抑えられた形。
エクステリア
先代クラブマンの特徴だったクラブドアは廃止され、後部のスプリットドア(観音開き)のみ継続。
リモコン操作で右側のスプリットドアを開く機能(コンフォート・アクセス・システム)は新型でもメーカーオプションで用意されています。
コンフォート・アクセス・システムの追加機能として、鍵を持っている状態で足を車両下部にかざすことで、一度目で右側、二度目で左側のドアが開く機能も追加されました。これは両手に荷物を抱えたような日常のシーンにはとても便利。
インテリア&トランスミッション
MINIのインテリアをご覧になった方ならわかるかも知れないですが、新型クラブマンはこれまでよりインテリアがワイルドで男らしい印象に。
ミニ3ドア、5ドアとメーターパネルや純正ナビの位置は同じ。
また、ミニでは初登場となる運転席メモリー機能付き電動調節シート(設定したシートポジションを記憶させる機能)などのオプションも用意されています。
エンジンはガソリンとクリーンディーゼルの2種類が用意されています。エンジンは、1,499cc3気筒ガソリン・エンジン(100kW/136ps)のクーパー、1,499 cc4気筒ディーゼル・エンジン(110kW/150ps)のクーパーD、1,998cc4気筒ガソリン・エンジン(141kW/192ps)のクーパーSとなっており、先代モデルよりトルクも強化。
もちろんATだけでなくMT車も用意。
▼非常に美しく、洗練された雰囲気。
お馴染みのMINIのルックスは残しつつ、小型SUVに近いサイズと広々とした車内・ラゲッジスペース。
競合にあたる存在がないプレミアムコンパクトです。
価格はCOOPERで¥3,440,000(消費税込)、エコカー減税は取得税40%、重量税25%。
▼公式サイトではGOODSも同時に紹介。
これまでの可愛らしい存在から、洗練されモダンな印象が加わったMINI新型クラブマン。ぜひディーラーでご覧になってみてはいかがでしょう。