人事担当者が語らない就職活動の真実・裏側10選

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学生さんにとっての就職活動、とても不安なものじゃないでしょうか。

 

本記事では金融、広告、IT、製造業、製薬、商社、官僚、小売、ベンチャーetc..様々な所へ就職して行った人たちを見てきた筆者が、人事担当者が決して言わなそうな就職の真実をまとめてみました。

 

これを100%鵜呑みにせず、ぜひ周りの状況などを見ながら自分なりに就職活動を攻略していってみてください。

 

 

学歴が良い人を優遇するのは当たり前。でもそれは「優秀」だからじゃない

「学歴フィルター」は多くの大手企業で存在しています。

例えば志望企業の説明会を予約したい場合、同じ日程に同期時に応募しても有名大学は空席があり、中堅大学は満席、と予約する人によって画面を出し分ける設定がされていたりします。

また、同じことが「男女」でもあります。これは実際に経験した話なので確実なものです。

 

多くの志望者がいる企業で学歴を重視するのは仕方のない事です。これは本人の能力とは必ずしも関係なく、「一人一人をきちんと見ていたら膨大な時間がかかるから」です。どっちが真面目で優秀かと言われたら、偏差値の高い大学の方が「相対的に多い」ですよね。

 

また、受験という一大イベントでどれだけ頑張れたか、というのも大きなポイントです。学歴は「やるべき時にきちんと実力を発揮したか」の証明でもあります。

 

 

 

顔採用は方針転換で「あったり」、「なかったり」

よく噂になるのが「あの企業は顔採用」、「あの企業は顔をあまり重視しない」といった話。

もちろん採用において最も重要なのは「きちんと準備できているか」、「どのような人間性か」という事ですが、顔を重視する方針に替えるorその逆になる事はしばしばあります。

 

その企業が見た目を重要な選考基準にしているかどうかは、説明会や懇親会に出てくる人を見るより、実際にその企業に行ってみた方がわかるでしょう。

 

ただしそれさえ最新の就職活動方針とは合致しない場合があるのです。

 

 

 

平均年収や有休取得率はほとんど嘘

「嘘」というと語弊がありますが、成果や部署によって違いがありすぎる企業が多いため、すべてを平均化したデータは意味がない、という事を覚えておいて下さい。

 

例えば平均給与に一般職を加えている場合もあれば、客商売のため対外的に低く公表している企業もあります。銀行や証券などはこれです。

また、平均年収の意味のなさは「賃金カーブの推移度合い」からもわかります。

 

転職活動が一般化している現在、40歳まで最初の就職先で働くかどうかは誰もわかりません。20代は全く給料が増えず30代後半から上がる企業もあれば、初任給が良くてもその後賃金が全く伸びない企業もあります。

 

転職する場合は基本的に前職の給与が反映されるため、将来的に給料が多く貰える企業にいたとして、優秀な成績を収めて転職しようと思ったとしても、それほど大きな昇給は望めません(もちろん業界によります)。また、成果によって賃金が違い過ぎる企業もあります。

 

また、「年収1,000万」などに縛られないようにしてください。日本は年収900万円台を超えると急激に税率が上がり、税金の徴収が厳しくなる国です。

 

例えば年収700万円だと所得税を引いて550万円くらいです。年収1,000万の場合は720万円くらい。

年収は300万も違うのにその差は200万円以下です。もの凄く頑張って1,200万稼いだとしたら、850万円くらいです。

つまり沢山稼ぐほど受け取れる金額の割合は減っていきます。

 

実際はこれに社会保険料や年金なども加わりますから、手取りはより少なくなります。

「お金」だけでない様々な観点から企業を見ていきましょう。

 

 

 

学生のエピソードが大体「盛ってる」のは誰でもわかっている

一部の人を除き、学生時代に大人もビックリするほど「凄い事をやり遂げた」という人は多くはありません。ですので周りのスペックに恐怖する事なく、自分なりのアピールポイントを探っていきましょう。

 

インターネットで検索すれば名前が出てくるような実績以外、面接官も就活生の話が本当かどうか知る手立てはありません。

充分に時間を掛ければ「粗の出ない話」は作りだせるので、採用側が気にするのは「話の内容」ではないのです。

 

就活という人生の一大イベントにおいて「どれだけ準備できているか」、「企業として必要だと思う人格を有している(と思えるか)」という点が重要となります。

 

3回や4回の面接でその人のすべてを知ることなど出来ないので、毎年ミスマッチはあります。ですので「明瞭な回答が出来ているか」、「話に筋が通っているか」、「型にはまっているだけではないか」を見ているのです。

 

また、多くの人が勘違いしていますが、たいへん大きな実績以外、大抵の事は「やれば誰でも出来る」のです。

なので重要なのはエピソードではなく、「何故やりたいと思ったか」、「そこに困難や障壁があり、それを解決する方法を自分なりに模索したか」が重要となります。

 

面接でのアピール方法をこのような構成にするだけで選考通過率は飛躍的に上がります。

 

 

面接時に和やかな場合は落ちる可能性が高い

よく話題になるテーマですね。これは実際そうです。採用しないと決めたとたん、お客様ですから。無下には出来ません。

SNSでネガティブなイメージを拡散されるのもたまったものではありません。

また、人として落とすと決めたとたんに「後ろめたさ」が出ます。これが自然と相手への行いを優しくさせます。

「浮気している人が急にやさしくなる」のと一緒。男の方が分かりやすいですね。

 

 

合同説明会もインターンも採用に関係なし

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合同説明会で色々な企業の話を聞いて就職活動をしている気になってはいけません!

採用には全く関係ありません。

万が一「合同説明会でウチに来なかったのなぜ?」なんて話になったら、「御社を受けるのは決めていたので、他の企業の話を聞いていました」とか言っておきましょう。

 

 

 

面接の遅刻は選考にあまり影響なし。履歴書のミスは大いに関係する

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選考が進むにつれてシビアになる問題ですが、面接の遅刻が即採用に悪影響を及ぼす事はありません。

それよりも修正の効かない「提出物」に間違いがある方が問題です。

 

遅刻の弁明は会ってすることが出来ます。間違っても「すみません寝坊しまして」なんて正直に言ってはダメですが。

 

 

 

先輩社員の話は「話半分で聴こう」

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冗談を言い合ったりするような仲のいい先輩なら別ですが、わざわざセッティングされた座談会や、付き合いの薄い先輩の「仕事話」は話半分に聞きましょう。

 

企業の説明会も先輩の「仕事トーク」も、大体カッコつけるので本質的でない場合があります。

逆に、「ネガティブな事をドンドン言ってくる人」の話はしっかり聞きましょう。それが単なる愚痴や悪口レベルなのか、企業や業界の本質的な問題を示唆するようなものなのか、大きなヒントを含んでいます。

 

 

 

文系就職は今後相当不利になる

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昔と違って「オタクでコミュニケーション能力のない理系」のイメージは覆されつつあります。

専門性がありコミュニケーション能力のある理系は文系就職の学生の内定をことごとく奪い取ります。

また、今後テクノロジー化が各方面で進み労働需要が減っていくことは確実です。

 

例えばアメリカではトラックの運転が自動になれば350万人が失業します。

これと同じことがあらゆる業界で起こります。銀行の融資担当も小売りの販売員も数は一方的に減少していきます。

 

クリエイティビティや自分にしかできない発想、誰にも負けない相手への気遣い、コミュニケーション力、専門のスキルなどで自分を磨いていきましょう。

 

 

不用意な嘘は大きなマイナスを生む

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「御社しか受けておりません!」、「この業界しか受けていません!」、「御社の内定以外はすべて断ります!」

不用意な嘘や調子のいい言葉で墓穴や不整合が起こらないよう、最後まで自分の感覚と現実を見据え、就職活動へ取り組んでみてください。

 

 

ご参考になるポイントがあれば幸いです。