男の戦闘服であるスーツには、シューズやバッグなどの小物に至るまで、抜かりなくコーディネートして上質感を高めていきたいところ。本記事では2万円~10万円以下の価格に絞り、スーツスタイルをワンランク上に引き上げてくれる質の高いバッグブランドをご紹介していきます。
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FELISI(フェリージ)
創業から40年以上たち、イタリアを代表するカバンメーカーであるのがFELISI(フェリージ)。阪急・伊勢丹・大丸など高級百貨店をはじめ、セレクトショップの取り扱い定番でもあるこのブランド。代表作は持ち手とそれを固定する部分のみイタリア製の上質なレザーを用い、大部分をナイロンでデザインしたこちらのバッグ。
ノーブランドの革ブランドやセレクトショップ、スーツショップのビジネスバッグとは一線を画すクオリティ。その秘密はイタリア国内で手作業にて鞣された質感の高い革と、厚手で程よい光沢感のある、同じくイタリアのリモンタ社製のナイロンを使っているから。
高級感がありつつ、それでいてナイロン素材特有の「軽さ」がデイリーユースにもベストマッチ。まさに、「高級ビジネスバッグの入り口」として最もオススメ出来るタイプです。
レザー×ナイロンタイプは約7万円、オールレザーのタイプは約10万円。
Daniel&Bob (ダニエル&ボブ)
こちらもイタリアを代表するカバンメーカーとして、百貨店やセレクトショップでよく見かけるという点でFELISI(フェリージ)と同じ。元々はベルトメーカーとしてスタートしたのが始まり。このブランドのキーワードは、「シンプルなシボ革」と、「エレガントなシュリンクレザー」。
シンプルなシボ革のタイプは装飾を極力抑え、ロゴも本体と同化しているように配置されているので、「オロビアンコ」などと比べて主張が少なく、より大人に似合うデザイン。
ビジネス利用に特化したブリーフケースはナイロン製のものも。随所に使われるDaniel&Bob (ダニエル&ボブ)ならではの上質な革がポイントに。
こちらは定番の「クロドーロ」というタイプのトートバッグ。「皮」を「革」にする過程で通常は化学薬品を使い皮を伸ばし、強度を上げていくが、こちらは植物性の素材のみでその過程を行います。それによって「より質感が高く」、「独特の香り」なども楽しめるのが特徴。
価格は5万円~。
TUMI(トゥミ)
1975年にチャーリー・クリフォードによって設立されたアメリカの鞄メーカー。
チャーリー・クリフォードが南米の平和維持部隊に参加していた経緯もあり、軍用基準である強固で耐久性のある鞄を製作したことで世界的に大ヒット。大容量が収納できる十分なマチやハードな日常に耐えうる作りがビジネスマンに絶大な支持を受けています。
PCスリーブの完備やスキミング防止のカードホルダーなど、ビジネスマンに嬉しい機能性を重視した作り。硬派な作りとデザインなので、あまりエレガントなバッグやスリムでスタイリッシュなスーツスタイルに興味がない方にもおすすめ出来ます。
価格は3万円ほどから。
↓一度背負ってしまうとやめられない、リュックタイプも人気。
BRIEFING(ブリーフィング)
こちらは1988年にアメリカで設立されたカバンメーカー。軍用基準である強固で耐久性のある素材を使った「実用性重視」のデザインであることはTUMIと同様だが、TUMIが機能性の中にもスタイリッシュ感を押し出しているのに対し、BRIEFING(ブリーフィング)はよりミリタリー感を強調したデザインになっています。
こちらはブランド定番の「3WAYバッグ」。肩掛け、手提げ、リュックとしても使えるマルチな仕様と外ポケット、ペンなどを刺しておきすぐに使えるホルダーが付属したデザインも実用性を最大限まで高めています。
「出張が多くスーツケースも同時に持つ」、「電車・バスでの移動が多い」など忙しく各所を飛び回る人に最適。『日常遣っているものは飽きるから、使い勝手と丈夫さが最重要』そんな気づきを得た大人にこそ支持されています。
Ducato di MILANO(デュカート・デ・ミラノ)
1996年創業のイタリアの老舗バッグブランド。キャンバス、ナイロン、レザー、旅行用のバッグまであらゆるバッグを作っているが、最も有名なのは上の写真の「レザーブリーフケース」。きめの細やかなシボ模様が美しいサフィアーノレザーを使い、クラシックな雰囲気が逆に現代に映える新鮮なデザインとも言えるはず。
フラップをめくるとメインコンパートメントのほかにジップ付きの大型ポケットが用意され、内側にはペン挿しやサブポケットなどが付属する実用性にも優れた作り。
「人と被りづらいものがいい」、「スーツスタイルに拘りがある(拘りを持ちたい)」、「価格と質のバランスを重視したい」そんな方におすすめ出来る正にワンランク上のビジネスバッグです。日本国内においてはアイテムの展開数はやや少なめ。
CORBO(コルボ)
1998年創業の日本の革製品ブランド。本記事内で紹介するバッグの中では知名度も低めで、ブランド物に興味のある人の中でさえ無縁に近い存在だが、一方で程よくシワ感のあるエイジング加工が施されたイタリアンレザーの評価が高く、楽天などの通販サイトでは度々売上上位にもランクインします。
ややカジュアル向けのデザインなので、コンサバティブなデザインのブリーフケースがあまり好みではないのなら価格面を考えても強くオススメ。国内ブランドなので余計なマージンが価格に上乗せされていないのも嬉しいところ。
GANZO(ガンゾ)
日本の鞄ブランドの中でも1・2を争う知名度なのがこのGANZO(ガンゾ)。「一切の妥協許さず、最高品質のものを」がブランドコンセプト。
そのクオリティの高さが支持され、当初はオンラインストア限定だったものの、都内各所に続々ストアをオープン。六本木ヒルズにも出店するなどその勢いは留まることを知らず。
長年愛用できる質の高さはもちろん、デザインもあくまでシンプルなのが魅力的。トートバッグやビジネスバッグが7万円ほどから展開されており、最高峰のレザー「シンブライドル」を使ったブリーフケースは15万円前後から。
PELLE MORBIDA(ペッレモルビダ)
雑誌LEONやOCEANSなどをはじめ、ファッション業界で様々な取り組みを行う一流ディレクター・干場 義雅が2012年に立ち上げた大人のためのバッグブランド。
イタリア産のレザーを中心に、オンでもオフでもコーディネートしやすい洗練されたデザインのトートバッグが大評判を呼び、一躍有名ブランドに。高すぎない価格設定も含め、現在のビジネスシーンではややカジュアルな装いも一般的になってきている背景もあり、コーディネートのしやすさは抜きんでた魅力と言えるはず。
こぶりなボストンも人気。すべてのバッグにカードケースとホイッスルが付属しているのは、ブランドイメージである「旅」を連想させる。
肌触りの気持ちいい上質なレザーと洗練されたデザインながら価格面でも魅力的。
値段は5万円~。