ぽってりとしたフォルムにルーフの「帆」、ルパン三世が愛用している事でも有名なイタリアの自動車メーカー・FIAT(フィアット)から、マツダのロードスターをベースにデザインされたスポーツカー「フィアット 124 スパイダー」が発表されました。
これまでのFIATとは異なるスポーティーなデザイン
ベースはマツダのロードスターのデザインを踏襲しつつ、ヘッドライトやフロントグリル、ボンネットのデザインなどにフィアットらしさが現れています。
全長、幅、高さもマツダのロードスターよりやや大きく、特に全長は14センチ長い事で積載容量をアップさせているそう。
メッキフレームもスタイリッシュな印象で黒いボディに映えますね。
▼かつて欧州を走っていたフィアットの124スパイダー
1966年から約20年間生産されていた過去のフィアット124。いかにもクラシックカーなデザインの2人乗りセダンです。
▼マツダロードスター
両モデルを見比べてから改めて今回発表されたデザインを見ると、マツダとフィアットのデザインを取り入れつつ融合させたのが今回の「124スパイダー」だとわかりますね!
内装も高級感を増し、よりパワフルに
内装も同時公開されています。計器類や操作系統はマツダのロードスターと同じ。
ただシートのレザーやダッシュボード、ドアの内側などマツダに比べて高級感が加味されたポイントがいくつかあります。
センターディスプレイはタッチパネルを採用した「フィアット コネクト 7.0」と呼ばれるもの。
エンジンはマツダの自然吸気1.5リッター又は2.0リッター直列4気筒に比べ、最高出力160ps/5,500rpm、最大トルク25.4kgm/2,500rpmを発生する1.4リッター直列4気筒ターボを搭載。よりパワフルな走りになることも予想されます。
ベースとなるマツダロードスターのデザインから更にボディサイズの拡大やエンジン出力を強化するなど、これまでのFIATのイメージとは違ったクールな新型モデル。
米国では2016年の夏頃、日本での発売に関してはまだ正式にはアナウンスされていませんが、価格は300万円台後半だろうと見られています。
「Panda」、「500x」などコンパクトSUVもリリースし選択肢が広がったFIAT、今後も注目ですね。